消費生活センターだより

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■狙われる!18歳～20歳代　その「タップ」が消費者トラブルに!!要注意ワードは「SNS」と「借金」
昨年4月から成年年齢は18歳からとなりました。社会経験が未熟な18歳から20歳代前半は、悪質な消費者トラブルに特にまきこまれやすい年代です。ハッシュタグ(#情報商材、#ネットビジネス、#就活啓発講座、#投資、#簡単副業、#SNS、#美容医療、#エステ)は、この年代の相談に頻繁に出てくる言葉です。
特徴は、トラブルのほぼ全般に「インターネット」が絡んでいること。簡単に見知らぬ人と関係を持ち、SNSでやりとりをしクリックひとつで契約ができてしまいます。最悪のケースでは、大きな借金を背負わされるなどの危険性も!
消費者トラブルで困っている人がいたら、ぜひ消費生活センターをご案内ください。

■悪質な副業サポート契約
◯簡単に稼げる?!ネットに載っていた副業サイトからどこかの業者サイトに跳んだら…
「1日10分、スマホを見るだけ。スマホ副業ランキング1位!おどろくほど簡単に稼げる!」
というサイトに跳んだら、FX(外国為替証拠金取引)で稼ぐためのサポートをしてあげるとSNSで説明された。サポート契約料として数十万円を請求されたが、お金がないと断ると、自分のスマホに業者側から遠隔操作するアプリを入れられた。
後日、カード会社でキャッシングをさせられていたことが判明。FXは全く稼げないものだった。だが、業者はサポート契約は解約できないと言う。

◯消費生活センター回答
相手業者は、お金を受け取った後、行方不明になることも多く、ほとんどの場合お金は戻って来ずに、カード会社や消費者金融会社からの借金だけが残ります。
「簡単に稼げる」ことは絶対にありません。また、何かのアプリをインストールさせられそうになっても、絶対に入れてはいけません。

■強引な高額美容医療契約
◯SNSで格安施術の脱毛サイトの広告が流れ、エステサロンに行くと高額なコースを強要された
「部分脱毛が月額約1,000円、全身脱毛が約5,000円!」と広告するサロンに予約。
店舗に行くと、脱毛部分を選べる数十万円のコースを勧められた。広告掲載の施術のみでいいと言ったが「納得のいく脱毛にはこれくらいの料金がかかる、クレジットで分割払いができる。就職にも好印象」と押し切られて契約した。
36回払いだが、手数料を含めると月2万円近くの支払いになることに気づいた。学生のため支払いができない。クーリングオフしたい。

◯消費生活センター回答
「割引は今日だけ」「就活や婚活にも有利」などと言われても、納得できない契約はきっぱりと断りましょう。分割払いの場合は、回数や手数料、施術を受けられる期間もしっかりと確認しておきましょう。
特定商取引法の特定継続的役務提供に当たるエステサービスの場合は、法定書面(契約書など)を受け取った日を含めて8日間以内であれば、ハガキやメールでクーリングオフできます。
(注意)クレジットカードの支払いを延滞すると信用情報機関の事故情報に載り、住宅ローンや車のローンを組めなくなることもあります。

相談・問合せ先：貝塚市消費生活センター(市民相談室内)
【電話】072-433-7190
月曜日～金曜日午前10時～正午・午後1時～4時30分(祝日・年末年始除く)