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市長コラム

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大阪府貝塚市

■あって当たり前ではない公共交通をいかにみんなで支えるか?
高齢になって自動車を自分で運転するのが難しくなった時の外出手段について、不安を感じるという意見が多く寄せられています。また、子どもの高校進学の際に、公共交通がつながっていないために行きたかった高校の受験をあきらめたといった話も耳にします。
公共交通は今、特に地方部の都市では維持・確保が危機的ともいうべき状況に陥っています。本市には、来年開業100周年を迎える水間鉄道があり、南海線、JR阪和線、バスおよびタクシーを含めた公共交通網を少子高齢化が進む中でいかに利用しやすいものにしていけるかが問われています。
そのような中、水間鉄道とJR阪和線の乗継ぎをしやすくするため、来年1月より「駅間等を短距離で結ぶ定時定路線バス」の実証運行を実施します。また、山手地域では「予約に応じて乗降ポイントをその都度最適なルートで結ぶ乗合制のデマンド交通」の実証運行も行います。
公共交通は、空気のように負担なく提供されるものではなく、交通事業者・市民・行政が一体となって支えていく必要があります。
交通手段は、文字通り目的地があっての手段ですので、公共交通を利用することで割引の特典を受けることができる協力施設を増やすなど、誰もが利用したくなるような仕掛けづくりを今後も進めてまいります。また、市内の事業所の皆様には、従業員の通勤での利用を促すことに加え、車両への広告掲載など、「みんなで支える公共交通」にご協力をお願いします。

◎協力施設で受けられる公共交通利用者特典のウェブページの二次元コードは本紙裏表紙をご覧ください。

■みんなが集い交流する南海貝塚駅周辺の再生に向けて
皆さんは昔の貝塚駅周辺の賑わいを覚えていますか。
今では通勤や通学の通過点となっており、市民アンケートでも特に若い世代から「貝塚の駅前は寂しい」、「面白くない」といった声が聞かれます。
そのような状況を打開するため、令和4年度に都市計画マスタープランを改定し、「居心地がよく市民が憩える空間の整備推進」を方針に掲げました。
今年度は市民説明会や意見交換会を開催し、南海貝塚駅周辺の再生に向けて、どのような交流空間がどこにあれば良いか、屋外なのか、屋内施設なのかなどを具体的にお聞きしているところです。子育て世代を含む多世代が訪れ、ゆったりと過ごし、子どもの歓声が聞こえてくるような居心地のよい空間を創出するべく、市民の皆様とともに具体化を図ってまいりたいと考えています。
今後も意見交換会を開催しますので、この機会に積極的な参加をよろしくお願いします。

問合せ先:都市計画課
【電話】072-433-7248

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