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長引く咳

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大阪府貝塚市

■逆流性食道炎かも?
長引く咳の原因としては呼吸器疾患や鼻・副鼻腔疾患が代表的ですが、胃食道逆流症(逆流性食道炎)が原因になることもあります。
逆流性食道炎とは、胃の内容物(主に胃酸)が食道に逆流することにより、食道に炎症を起こす病気です。原因としては、加齢、胃内圧の上昇(食べ過ぎ・早食いなど)、腹圧の上昇(肥満・衣類による締め付けなど)、喫煙、アルコール、高脂肪食などがあります。前屈み体型の人や食べてすぐ寝る習慣がある人も要注意です。
主な症状としては、胸が焼ける感じ、酸っぱいものが上がってくる、食後に胸やみぞおちのあたりが痛い、などがあります。その他の症状として、慢性の咳、喉の違和感、声のかすれなどがあります。症状から逆流性食道炎が疑われた場合は、内視鏡検査を行い診断します。最近では鼻から挿入する細い内視鏡(経鼻内視鏡)があり、口からの内視鏡に比べると楽に検査を受けることができるようになっています。
治療は内服による治療と生活習慣の改善が必要となります。逆流性食道炎は、高齢者でよく見かける病気です。未治療の場合には、狭心症よりも生活の質(QOL)が低下することが報告されています。しかし治療により、健康な人と同程度に戻ることも知られています。
気になる症状があった場合には、早めに医療機関を受診することをお勧めします。

問合せ先:貝塚市医師会
【電話】072-423-4130

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