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自治体の皆さまへ

口の中の「被災」再び

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大阪府貝塚市

貝塚市歯科医師会

数年前、この欄で地震や水害などの災害後の避難生活における歯ブラシなどの口のケアの大事さについて書かせていただきました。それから現在に至るまで、災害が起こって避難生活を送られているかたがたにコロナ禍ということもあり、ますますその思いを強くしました。
今後起こるかもしれない災害に対し、避難生活中の口のケアが大事なことについてお話しします。
避難生活では、精神的なストレス、睡眠不足や極度の疲労により身体の抵抗力・免疫力が低下し、細菌やウイルスに感染しやすくなります。そのような場では、各自の体調管理やケアが重要になりますが、中でも歯ブラシによる口のケアは有効なものです。例えば、十分な歯磨きを行うことにより、インフルエンザの罹患率を低下させることができます。しかし、停電や断水、プライバシーの確保の困難さ、復興に向けての多忙による疲労などで、十分なやり方や回数ができなくなります。
災害はいつ起きるかわかりません。非常用持出袋の中に、懐中電灯や非常食、飲料水とともに歯ブラシと洗口剤を準備しておくことをお勧めします。

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