近年セカンドオピニオンという言葉をよく聞きます。セカンドオピニオンとは、患者さんが納得のいく治療法を選択できるように、現在受けている医師とは別に意見を聞くことです。
担当医から診断や治療方針の説明を受けても納得がいかないことがあるかもしれません。セカンドオピニオンを受けることで、はじめの担当医の治療方針が正しいことを再確認できます。また別の治療法を提案された場合は、選択肢が広がることで、より納得して治療を受けることができます。
セカンドオピニオンを受けるときの要点は、はじめの担当医の説明で、患者さんご自身がどこまで理解しているかを明瞭にしておくことです。できれば箇条書き(例えば、診断病名・ステージ・治療法・抗癌剤を受けない時の治癒率・推奨された抗癌剤で何%治癒率が上がるかなど、そのうちの特に聞きたい要点は何か)にして、受診されることをお勧めします。
さらに一般的な外来受診にも当てはまることですが、既往歴、家族歴、アレルギー歴なども書いてきていただくと、診察時間の短縮にもなり、患者さんや医師の時間の節約になります。(セカンドオピニオン外来は時間料金制のことが多いです)
問合せ先:貝塚市医師会
【電話】072-423-4130
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