■カルバーシティと日本庭園
1962年にニチボー貝塚女子バレーボールチームが旧ソ連で開催された世界選手権の帰途に、カルバーシティから招待を受け、アメリカチームとの親善試合を行ったことを契機として、1965年4月29日に姉妹都市提携を結びました。
その後、カルバーシティからの要請に基づき、1974年4月に本市から6人の庭師を派遣し、ジュリアンディクソン図書館に日本庭園を築造しました。
この度、日本庭園が50周年を迎えることに合わせ、日本国政府の「海外日本庭園再生プロジェクト」に関する全面的な支援(全額国費)を得て、あらためて本市から庭師を派遣し、日本庭園築造当初の趣きを復元するとともに、現地日系人の庭師のかたが適切に維持管理できるようマニュアルを作成することにしました。
この日本庭園は、カルバーシティと貝塚市の友好を表す架け橋であるとともに、現地の日系人の皆様にとって、祖国日本に思いをはせ郷愁を感じる象徴でもあると思います。
竣工式典では、50年前に庭園築造に携わった庭師のかたから、作庭時のご苦労や現地のかたとの交流についてお話を伺った動画を紹介します。
この式典には、在ロサンゼルス日本国総領事館からも代表者が出席予定であると聞いており、日系人関係団体とも連携し、この日本庭園を活用した日本文化の発信が展開されることを期待しています。
さらに、今後この日本庭園が、カルバーシティと貝塚市の関係にとどまらず、日系コミュニティの維持・発展に向け、アメリカと祖国日本を結ぶ日系団体のイベントなどで広く活用され、若い世代を含め日系人としてのアイデンティティ醸成につながればと考えています。
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※詳細は広報紙裏表紙の二次元コードをご覧ください。
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