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自治体の皆さまへ

男女共同参画啓発ページ

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大阪府貝塚市

■性別で決めつけていませんか?
◯「男性」「女性」のイメージ
皆さんは「育児」や「日傘」と聞いて男性と女性、どちらを思い浮かべますか?「育児は女性がするもの」や「日傘は女性が使うもの」というように私たちは知らず知らずのうちに自分の体験などから様々な思い込みを持ってしまうことがあります。
このように性別によって無意識に固定的な観念を持つことを「ジェンダーバイアス」といい、こういった考え方が根強く残っているのも事実です。
ジェンダーバイアスの例として昔から「スキンケアは女性のもの」という価値観があり、その考えは長年変化することはありませんでした。
しかし近年では、まだ市場規模は小さいものの男性用スキンケア・化粧品の需要が高まってきており、第一印象をよくするためや清潔感を出すため、相手に不快感を与えないためのエチケットとして今や男女問わず行うものになりつつあります。
他にも環境省が熱中症対策として男女問わず日傘の使用を推進していたりと男女に関する固定観念が少しずつ解消されようとしています。
皆さんも身近な出来事からどんなジェンダーバイアスがあるか考えてみましょう。自分の無意識に気づき、性別による固定観念にとらわれない考え方が、これからの社会には必要となります。

・女性の制服がズボンでもいいよね。
・こんなに暑いと男性でも日傘が必要だよなぁ。
・スキンケアは男性もエチケットでやってるよ。

◯数字で見る男女共同参画
日本は世界的にみて男女共同参画が進んでいない国であることはご存知でしょうか。
それを示すものとして、男性と女性の格差を「教育」「健康」「経済」「政治」の4つの分野のデータから表した「ジェンダーギャップ指数」というものがあります。日本は146ヵ国中118位と非常に低い順位となっていて、これは先進国最低の順位です。
この現状を抜け出すべく法律の整備などを行い、その成果として女性管理職割合や男性育児休業取得率など少しずつではあるものの上昇しています。
すぐに効果が現れるわけではないため変化を実感しにくいですが、今の社会は少しずつ、確実に変わっています。

《日本10年間の変化》
・女性管理職割合(注釈1) 平成24年(2012)11.6%から令和4年(2022)12.9%
・男性育児休業取得率(注釈2) 平成24年(2012)1.89%から令和4年(2022)17.1%
(注釈1)平成24年度、令和4年度総務省統計局「労働力調査」
(注釈2)令和4年度雇用均等基本調査より

日本では性別による役割意識が根強いのかもしれないなぁ…

◯ジェンダーレスな社会をめざして
本市ではジェンダーレスな社会を実現するため、10年ごとに「貝塚市男女共同参画計画(コスモスプラン)」の策定を行っています。
具体的には研修会・セミナーなどの学習機会の提供や、男女共同参画への理解を含んだ人権関係の各種パンフレット・図書を収集して情報提供を行うなど、様々な取組みを進めています。
計画内の項目を一部抜粋してみると、目標達成に向けてさらなる取組みが求められるということがわかります。
男女共同参画の推進には、皆さん1人ひとりの意識を変化させることが必要不可欠です。生活の中にあるちょっとした物事の積み重ねがジェンダーレスな社会の実現に繋がっていきます。
性別に関わりなく、個性や能力を発揮できる貝塚市を一緒に作っていきましょう。

《貝塚市男女共同参画計画(第4期)コスモスプランの抜粋》
・貝塚市役所の女性管理職割合:現状値(令和4年度)26.8%から目標値(令和14年度)30.0%
・貝塚市役所の男性育児休業取得率:現状値(令和4年度)20.0%から目標値(令和14年度)30.0%

貝塚市は様々な取組みを進めています。
皆でジェンダーレスな社会をめざして頑張りましょう!

問合わせ先:人権政策課
【電話】072-433-7160

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