「うつ病は、脳内の神経伝達物質『セロトニン』『ノルアドレナリン』が減ってしまう病気だと考えられています。これらの神経伝達物質は精神を安定させたり、やる気を起こさせたりするものなので、減少すると無気力で憂うつな状態になってしまいます。症状は、始めのうち、こころの不調ではなく体の不調や行動の問題として現れることがほとんどです。とくに思春期にはそうした傾向がより強いといわれます。うつ病は日本人の約15人に1人が一生のうちにかかるという非常にありふれた病気です。早めに適切な治療を受けることが必要です」(厚生労働省ホームページより抜粋)
昨今では心療内科も敷居が低く、なにかと相談で来られる患者さんも増えていますが、手軽にできるネット検索をすればよい、という時代になっているのも確かです。しかし、ネット検索には「いいえ」という選択肢がありません。偏った検索結果が出てもそれを判断できないのです。悩んだ時は安易な検索に頼らず、リアルな世界で誰かに相談してみるのも必要ではないでしょうか。
貝塚市医師会
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