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自然遊学館

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大阪府貝塚市

■打ち上げ貝拾い
冬の北西風によって打ち上げられた貝を拾い、自然遊学館に持ち帰り名前を調べます。紙皿を使い貝の標本作りもします。
日時:1月25日(土曜日)午後1時~3時30分(小雨決行、大波中止)
場所:近木川河口右岸・自然遊学館
講師:児嶋格様(日本貝類学会員)
対象:どなたでも(中学生以下は保護者同伴)
定員:20人(多数の場合は抽選)
申込:住所(番地以下不要)・氏名(参加者全員)・学年を記入しメール・窓口で
締切:1月19日(日曜日)

■西鳥取漁港ノリすき体験
西鳥取漁港でノリすき体験をし、板ノリを作ります。「ノリと食育」の話も聞きます。
日時:2月1日(土曜日)午前10時~正午(雨天中止)
集合:南海本線鳥取ノ荘駅
場所:西鳥取漁港、名倉水産(阪南市鳥取)
講師:名倉勲様(名倉水産代表)
対象:どなたでも(中学生以下は保護者同伴)
定員:20人(多数の場合は抽選)
参加費:300円
申込:住所(番地以下不要)・氏名(参加者全員)・学年を記入しメール・窓口で
締切:1月26日(日曜日)

◆生きものだいすき!「ヘビトンボ」
◯孫太郎虫(まごたろうむし)
昔から伝わる日本の生薬に「孫太郎虫」というものがあります。子どもの疳(カン)に効く薬だそうです。
「虫」とつくだけにその正体は何か?アミメカゲロウ目のヘビトンボという昆虫の幼虫です。ヘビトンボは、成虫がトンボのような翅(はね)をもち、幼虫の頭が扁平でヘビの頭に似ていることがその名の由来です。幼虫は他の水生昆虫や小動物を捕食し、清流の川で石をめくると見つけることができます。その姿はムカデにも似ていて、「川ムカデ」とよばれることも。その幼虫を黒焼きにし、粉にして服用するのだそうです。食料危機を救うだとか、怖いもの見たさや罰ゲームの「昆虫食」よりずっと前から、こうして虫と関わってきたのです。日本人が独自に育んだ昆虫との関係性は非常に興味深く、本種の他にもまだまだあり、大正時代、日本には食用昆虫が55種、薬用昆虫が123種あったそうです。
日本では、「何々の幼虫」とよぶのではなく、先月号のアリジゴクや今回の孫太郎虫、トンボのヤゴに、尺取虫など、幼虫の発育段階であたかもそれが完成した生物かのような名称を与えています。それだけ昆虫が身近な存在として認識されていたのだと思います。
一方で、「孫太郎虫の親」のヘビトンボはどのような暮らしをしているのでしょう。近年、日本の研究で、ヘビトンボの成虫が花を訪れ、花粉を食べる種がいることが世界で初めて発見されました。このように、獰猛(どうもう)そうに感じる昆虫が花粉媒介に一役買っているなんて。地球を支えている昆虫のすごさがうかがえます。

問合せ:自然遊学館
【電話】072-431-8457
火曜日休館
【メール】shizen.desk@icloud.com

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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