日本人の約3人に1人は、がんで亡くなっています。がんは進行して初めて症状が出る場合が多く、早期では症状が出ることはほとんどありません。
市では、5つのがん検診を行っています。早期発見と治療で治る可能性も高まります。
定期的にがん検診を受けましょう。
詳しくは、年間保存版「保健だより」またはホームページをご覧ください。
◎ホームページの二次元コードです。
※二次元コードは広報紙4ページをご覧ください。
■受けて良かった!がん検診
◯市民Aさん
49歳の時、勤務先のがん検診で0期の乳がんが見つかり、早期治療を受けることができました。
検診機会がない専業主婦の妹を乳がんで亡くしていることもあり、検診を受けることの大切さを痛感しています。
◯市民Bさん
突然の出血で慌てて医療機関を受診しました。幸い、大腸がんではありませんでした。検診を受けていれば出血する前に治療ができたとのことでした。
何かあってからではなく、定期的ながん検診の受診が必要だと気づきました。
■早期発見がカギ!がん検診で健康を守ろう
がん検診を受けない主な理由は以下の通りです。あてはまる内容はありませんか?
受ける時間がないから:半日あれば受けられる検査がほとんどです。
健康に自信がある:誰でもがんにかかる可能性があります。
いつでも受診できるから:がんの初期は気づかないものがほとんどです。
費用がかかるから:がん検診の一部を公費で負担しています。
がんだと分かるのが怖いから:がんが進行する前に検診を受けましょう。
(出典)内閣府「がん対策・たばこ対策に関する世論調査」
■がん検診のメリット
・早期発見・早期治療による5年後の生存率は90%以上。
・がんで死亡するリスクが減る。
・早期発見で治療による身体への負担が減る。
・「異常なし」で安心感が得られる。
(注意)がん検診で必ずがんを見つけられるわけではありません。
◯大腸がんの5年相対生存率
・早期発見した場合(I期) 99.1%
・発見が遅れた場合(IV期) 22.9%
大腸がん検診は自宅で簡単にできる便検査です。
◯乳がんの5年相対生存率
・早期発見した場合(I期) 100.0%
・発見が遅れた場合(IV期) 39.8%
日本女性の9人に1人が乳がんにかかると言われています。
出典:全がん協加盟施設における5年生存率(2010~2012年診断例)
■受けられるがん検診
乳がん・子宮頸がん検診は通年実施。胃・肺・大腸がん検診は5月~2月末までです。
◯胃がん検診
(1)バリウム検査
(2)内視鏡検査
対象:
(1)40歳以上
(2)50歳以上の偶数年齢(4月1日時点)
費用:
(1)1,000円
(2)2,000円
◯肺がん検診
胸部レントゲン検査
対象:40歳以上
費用:0円(喀痰検査が必要な方のみ500円)
◯大腸がん検診
便潜血反応検査
対象:40歳以上
費用:500円
◯乳がん検診
(1)超音波検査
(2)マンモグラフィ検査
対象:
(1)30~39歳
(2)40歳以上の偶数年齢
※いずれも女性
費用:いずれも700円
◯子宮頸がん検診
細胞診
対象:20歳以上の偶数年齢女性
費用:700円
■受診方法
個別検診:各医療機関へ直接予約
集団検診:健康推進課へ要予約。
二次元コードからも予約できます。
◎個別検診実施医療機関一覧ページの二次元コードです。
◎集団検診の予約ページの二次元コードです。
※二次元コードは広報紙4ページをご覧ください。
症状がある場合や「要精密検査」となった場合は、必ず医療機関を受診しましょう。
■次回の集団検診
◯胃・肺・大腸がん検診・結核健診・特定健診(国保)
日時:3月10日(月曜日)午前
◯乳がん・子宮がん検診
日時:3月13日(木曜日)午前・午後
いずれも
場所:保健・福祉合同庁舎
予約:インターネット・電話・窓口で。定員になり次第締切
※70歳以上は無料。市民税非課税世帯・生活保護受給中の方は、事前申請により無料。
予約・問合せ先:健康推進課
【電話】072-433-7091
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