この季節は天頂付近に、しし座があります。はてなマークを左右逆にした星の並びは「ししの大鎌」といわれ、ししの頭から胸の部分になっています。その胸元の1等星がレグルスです。尾の部分の2等星デネボラもよく目立ち、大きなライオンの姿を想像することができます。また、アルギエバという二重星も見ることができます。
このししは、ギリシャ神話では、ネメアの森にすむ人食いライオンで人々に恐れられていました。冒険の旅に出ていた英雄ヘラクレスが退治しようとしましたが、皮膚は鉄よりも硬く、矢もこん棒も通用しませんでした。しかし最後は、ヘラクレスに三日三晩首をしめつけられて倒されたそうです。
さて、昔、しし座とおおぐま座のあいだには星座がありませんでした。ドイツの天文学者へべリウスが、そのすき間をうめるように「こじし座」という星座を作りました。親ライオン(しし座)に寄り添うように子どもライオンが描かれています。ただ、こじし座には明るい星がないので、このあたりでは、なかなか見られません。
へべリウスは、他にもやまねこ座やこぎつね座など新しい星座を作っています。やまねこ座は、こじし座の頭の前にありますが、これも見るのはむずかしいです。
■天文イベント
◯月を見よう[ID:34712]
日時:3月7日(金曜日)午後7時~
◯天体写真展[ID:6990]
期間:3月16日(日曜日)まで
■惑星の観察
昼は、3月中旬まで金星が見えます。夜は火星・木星が観察できます。
◆3・4月の休館日
水曜日、3月25日(火曜日)
※3月27日(木曜日)、4月24日(木曜日)は、集会室と多目的室のみ利用できます。
■令和7年度教室・講座受講生募集
申込:教室名・住所・氏名(受講者と保護者)・フリガナ・学年・電話番号を、メール・窓口へ
【メール】zenbe-h@city.kaizuka.lg.jp
申込期間:3月10日(月曜日)~23日(日曜日)必着(※申込多数の場合は抽選)
問合せ:善兵衛ランド
【電話】072-447-2020
◎詳しくは、ホームページでご確認いただくかお問合せください。参加費や費用などの記載のないものは無料です。
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