令和5年度 本市の予算編成

1／57

危機的な財政状況にある本市において、令和3年2月に「財政非常事態宣言」を発出し、現在、こうした状況を回避・回復させるとともに、持続可能な行財政運営の確立に向け、これまでの取り組みをあらゆる角度から徹底的に見直した行財政構造改革プラン改訂版(令和3年9月策定)に掲げる取り組みを全庁挙げて推進しています。
このような中、令和5年度の予算編成にあたっては、新総合計画などを踏まえた「魅力あるまちづくり」、「SDGs未来都市の推進」、「持続可能な行財政運営の確立」を3本の柱に据え、早期の「財政非常事態宣言」解除を目標に、プラン改訂版に掲げる取り組みの着実な推進はもとより、財政規律を遵守し、各業務の見直しや国などの制度を活用した財源の確保に努め、捻出された限られた財源を「選択と集中」により、様々な施策展開を行います。

◆共創社会の実現に向けたSDGs推進予算
令和5年度当初予算193億3,500万円(対前年度+3%)

歳出用語説明
(1)民生費…医療・介護や児童の福祉など
(2)総務費…広報、税務、庁舎管理など
(3)衛生費…ごみ処理や病気の予防など
(4)教育費…学校や図書館の運営など
(5)公債費…借入金の返済など
(6)土木費…道路や河川、公園の整備など
(7)消防費…消防活動や防災など
(8)議会費など…議会の運営など

◆本市の予算をひと月30万円の「家計」に置き換えてみると?
(　)内の金額は前年度比

本市の今月(令和5年度)の収入は、前月(令和4年度)に比べ、主に給料(1)や親からの助成(3)(尾崎駅前道路改良事業などに伴う国・府支出金)が増えましたが、家の改築など(8)にかかる支出が増えたことに伴い、銀行などからの借り入れ(2)や貯金の取り崩し(4)が増えました。
一方、支出では生活費(5)(退職手当などの人件費)や、銀行などからの借入金の返済(6)は減りましたが、仕送りなど(7)(後期高齢者医療などの特別会計への繰出金)が増えています。

○公営企業会計予算

○特別会計予算

・都市計画税や消費税増税分の使途については、本市ウェブサイトで公開しています。

◆行財政構造改革プラン改訂版に掲げる取り組みを着実に推進しています
プラン改訂版に示す65項目について、個別に取り組みを行った結果、令和5年度当初予算において見込まれる効果額は、約3億3,900万円で、プラン改訂版に掲げた目標額を約300万円上回る状況です。
令和5年度も、こうして捻出した財源を、防災行政無線の更新や学校給食センター整備事業などの主要事業に活用するとともに、引き続き、持続可能な行財政運営の確立に向けプラン改訂版に示す取り組みを今後も着実に実施していきますので、市民の皆さんのご理解とご協力をお願いします。

・「阪南市行財政構造改革プラン改訂版(プラン改訂版)」の詳細は、市民情報コーナーまたは本市ウェブサイトで確認できます。
本市ウェブサイトはこちらから→QRコードは本紙またはPDF版をご覧ください

○プラン改訂版の取り組み(令和5年度当初予算を反映した進捗状況)

問合せ：行財政構造改革推進室
【電話】072-489-4504