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特集 こだわりサイクル(2)

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大阪府高槻市

【Story3】建築廃材⇒手づくり雑貨
◆手を加えれば暮らしになじむ 味のある一点ものの雑貨に
木材などの廃材や、いらなくなった瓶、缶などを利用したハンドメイド雑貨をつくる五十子(いかご)さん。作家人生のスタートは、子育てがひと段落して始めた造花アレンジメント。イベント出店で、ステンシル※した廃材にディスプレイして販売したところ、アレンジメントより人気が出たのがはじまりだ。5年前、夫の設計事務所の一部を「ハンドメイドショップNO.15」という店舗に改装。古物商の許可も取得し、作品だけではなく、昔の家具や雑貨なども扱うようになった。今は店番をしながら制作に取り組む。
五十子さんの作品には、引っ越しする人や、使わなくなったという人から引き取った不用品を材料にしたものも。思い出の品が新しい価値を得て作品になると知り、喜ぶ人は多いのだとか。安易にものを捨てないで、形を変えつつ使い尽くす。そんな暮らしのヒントがここにある。
※絵柄などを切り抜いた型をあてて上から塗料で写し取る方法

・使うのは、設計士の夫の建築現場から出た建築資材の余りや廃材。木材やタイルのほか、職人が捨てた錆びた工具なども魅力ある素材に

・「誰でもできる技術しか使っていない」という五十子さんだが、ものを見るとアイデアが浮かび創作欲求が止まらないのだそう

・小さく切った木片に顔を描いたオブジェなど、店内には思わず手に取りたくなる作品がたくさん

■やってみて!かんたんハンドメイドテク
ちょっと手を加えるだけで、不用品が使える雑貨に。必要なものは100均やホームセンターで手に入る。おすすめはステンシル。好みの文字や絵型がデザインされたステンシルシートを使えば手軽。転写シールを使う手も

□アクセントオブジェのインテリアボード
板にステンシルし、穴をあけて針金を通して飾りたいものをとめる。取っ手も同様に取り付ける。飾りは皮や布を使ってネジでとめるのもアイデア

□リメイクデニムのバッグと壁掛けフック
着られなくなったデニムをカットしてミニトートに。壁掛けフックは板材に100均のタオルハンガーと三角吊カンを取り付ける。ステンシルでポイントを

□アンティーク風のリメイク缶
空き缶はラベルをきれいにはがす。塗料を塗る、好みのデザインのラベルを貼るなど自由にアレンジを。缶に穴を開け、針金で取っ手を付ける。コルクを刺しても

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