■放課後はイロトリドリ
保護者が就労などで家庭にいない時間を過ごす小学生のための生活拠点、学童保育室(以下、学童)。
現在、多種多様な学童の設置が進んでいます。子ども一人一人に合った学童を見つけてみませんか?
■学童ってどんな場所?
学童では、学年の異なる子どもたちが指導員などと一緒に遊んだり宿題をしたりして過ごしています。放課後だけでなく、夏休みなどの長期休暇中も開室し、保護者が就労などで家庭にいないとき、児童が安全に過ごせる生活拠点としての役割を担っています。
○学童の入室条件
児童の保護者や同居者で20歳以上65歳未満の人が就労・就学・疾病などの理由で全員保育できないこと
※その他所定の条件あり
◆共働き世帯の増加で高まる利用ニーズ
市内の児童数は近年減少していますが、学童の入室希望者数は、共働き家庭の増加などで増加傾向が続いています(右図)。
そのため、希望者が多い地域の学童では、待機児童が発生しているほか、これ以上受け入れると人数が多すぎて子どもが落ち着いて過ごせる保育環境が作りづらくなる可能性があります。
学童入室希望者数の推移(1~3年生)
■幅広く選択が可能に
高まる学童の利用ニーズなどの課題を解消するため、市では平成28年から民間学童保育室の設置を促進してきました。2室から始まり、現在は市内全域に37室まで拡大。各家庭のニーズに合わせて学童を選択できる環境の整備を進めています。
◆公立と民間の違いは?
公立の学童は小学校敷地内に併設しているため、移動が少なく同じ学校の児童と過ごせるのが特徴。民間学童は食事の提供、公立より柔軟な朝・夕の延長保育対応など、施設ごとにさまざまなサービス(別途費用が発生する場合あり)があることが特徴です。
その他、公立学童は原則3年生までの利用ですが、民間学童は6年生まで利用でき、4年生以降の利用希望者の受け皿となっています。
○公立
ID:101630
・原則3年生まで
・通常定員各40人
・小学校40校に併設
・送迎なし
日時:
・平日…13:30~18:00(延長保育~19:00)
・土曜…8:30~17:00(延長保育なし)
保育料:月額6,000円/人(8月は12,000円)
※その他諸費用が必要
特徴:
・小学校内に併設のため移動が少ない
・同じ学校の児童が多い
○民間
ID:131480
・6年生まで
・保育室数37室
定員・送迎の有無は各施設で異なる
日時:
・平日…13:30~18:00
・土曜…8:30~17:00
延長保育の有無や時間帯は、各施設で異なる
保育料;月額6,000円/人(8月は12,000円)
※その他利用状況に応じて諸費用が必要
特徴:送迎や食事の提供など民間ならではのサービスを提供
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