【クローズアップ2】令和5年度決算 たかつきの財政状況(6)

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■公営企業の経営状況
公営企業会計は、地方公営企業法に基づく企業として、経済性を発揮するための会計処理方式で、独立採算制による経営が原則とされています。市の3つの公営企業会計の決算をお知らせします。

(千円)

※表示単位未満は四捨五入

◆水道　水道料金収入の減少や物価高騰などで黒字額減
黒字　7億8,362万円
水需要の減少に加え、物価高騰などの影響を受け、黒字額は3年連続で減少しました。今後、さらに厳しい経営環境になることが見込まれます。将来にわたる安定経営について検討を進めるとともに、大規模災害に備え、基幹管路・重要給水施設管路の耐震化など水道施設の強靭化(きょうじんか)を着実に推進します。

▽令和5年度の主な事業
・将来にわたり安定した経営を行うための方策について水道事業審議会に諮問
・水道部庁舎耐震改修
・大冠浄水場非常用発電機棟新築・電気設備工事
・西冠2丁目地区などで配水管布設工事(配水管を総延長7,616m敷設・更新)
・奈佐原受水場阿武山送水1・2号阿武野送水2号ポンプ更新工事

◆下水道　使用料減収に物価高騰の影響受けるも黒字維持
黒字　2億8,287万円
少子高齢化などによる使用料の減収、物価高騰による経費の増加などにより黒字額は前年度から減少しました。今後、さらに厳しい経営環境になることが見込まれます。各種計画に基づく事業費の平準化やコスト縮減に努めるだけでなく、新たな自主財源の確保など、持続可能な事業経営に取り組みます。

▽令和5年度の主な事業
・成合処理分区などの汚水整備
・高槻東1号幹線の管きょ耐震化工事
・災害用マンホールトイレの整備(北日吉台小学校ほか5校)
・管きょの改築工事(大和1丁目など)
市制施行80周年記念事業
・マンホールふたデザインコンクールを実施

◆市営バス　各種価格高騰も利用客増で黒字決算
黒字　9,025万円
各種の価格高騰などで費用面が圧迫され、経営環境が厳しい中ではあったものの、新型コロナの5類移行で外出機会が増加した結果、黒字決算となりました。今後、物価高騰による費用の増加や人口減少に伴う乗客数の減少などが予測されるため、引き続き健全経営の維持に取り組みます。

▽令和5年度の主な事業
・安満遺跡公園を経由する新路線を開設
・ドライバー異常時対応システムを搭載した車両に更新
70周年記念事業
・安満遺跡公園で記念イベントを実施
・記念トミカを販売
・記念切手、記念誌の制作
・ラッピングバスの運行など

問合せ：財務管理室
【電話】674-7352