■高槻な人 TAKATSUKI NA HITO
政本憲一さん
[和太鼓奏者]
◆世界へ響け!和太鼓のチカラ
高槻で生まれ育った政本さんは、サッカーに明け暮れた10代を経て、25歳で出合った和太鼓の道へ。今は高槻・大蔵司の[和太鼓政や]を拠点に公演や指導などで奮闘する政本さんに、和太鼓、高槻の魅力について話を聞きました。
○和太鼓を叩くヒノキ製のバチ。
和太鼓をドーンドンと叩くバチ。ヒノキを使うことが多いそうですが、「今後、高槻産の木を使ったバチを作ることも計画しています」と政本さん。
○手のひらの中にはマメ。
「極力ムダな動きのないように背筋や足腰など全身を使って太鼓を叩きますが、やはり太いバチを握る手には、稽古と公演の証のマメができます」
○太鼓の販売とメンテナンスも。
[和太鼓政や]には、多くの太鼓が置かれています。太鼓の生産で有名な石川県白山市の会社と提携し、販売とメンテナンスもしています。
○迫力ある大阪最大級の大太鼓。
[和太鼓政や]にある一番大きな太鼓は台座を含めると400kgはあるという大阪最大級のもの。
全長50mの大木をくりぬき、牛の革を張って製作。打つと音が5kmほど先まで届くそう。
◆政本さんの歩み
▽昭和55年 1980年
高槻市で生まれる。
▽昭和61年 1986年
高槻市立寿栄小学校に入学
小学1年生からサッカーをはじめ、高槻市立第三中学校、金光大阪高等学校とサッカーに明け暮れる。
▽平成10年 1998年
金光大阪高等学校を卒業
プロサッカー選手を目指すが断念。
数々の職を転々とする。
▽平成17年 2005年
神戸を拠点にする和太鼓[松村組]の公演を観て衝撃を受ける。師匠の自宅を探し当て弟子入りを志願。
▽平成19年 2007年
2年の下積み時代を経た後舞台デビュー。
現在は松村組の座長。
▽平成28年 2016年
[和太鼓政や]設立
なじみの深い高槻市大蔵司に和太鼓の拠点を設立する。
▽令和2年 2020年
政やのたこ焼スタート
新型コロナの状況下での新事業としてたこ焼きの販売を始める。
▽令和5年 2023年
第1回「政やの太鼓祭」開催
高槻城公園芸術文化劇場トリシマホールで開催。
今年も第2回が開催された。
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