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健康な体で毎日生き生きと暮らすために。日常生活に取り入れやすい健康づくりのポイントを紹介します。
※すこやかエイジング講座にも参加しましょう(本紙21~23ページに関連記事)
●今月のガイド
長寿介護課・管理栄養士 北川麻衣子さん
「もっと手軽にたんぱく質」を合言葉に、栄養バランスを考慮した「もてたんレシピ」を、市ホームページで紹介しています。
■「食べる筋トレ」で低栄養予防
加齢とともに「かんだり飲み込んだりすることがしんどい」と感じることはありませんか?この原因の一つは、舌やあごの筋力低下です。「食べる筋トレ」で、かむ力を鍛え、口と体の健康を保ちましょう。
▽Point かむ状態と食べるものに関連あり
かむ力が弱くなると、特に肉類など、かみ応えのある食品が食べづらくなります。その結果、たんぱく質の摂取量が不足し(右グラフ)、全身の筋肉量が減少すると言われています。
口は栄養の入り口です。まずは毎日の食事で、ひと口30回を、強過ぎない力でかむことを目標に「食べる筋トレ」を始めましょう。そのために次のポイントを意識してください。
栄養素等摂取量
食品群別摂取量
そしゃく機能と食品群別摂取量 Motokawa K et al.,IJERPH,2021
※よくかめるグループの1日の摂取量を100%としたときの、かめないグループの摂取量の割合。そしゃく能力判定ガムを用いて客観的に評価
▽Let’s Try
(1)バランス良くさまざまな食品を食べる
さまざまな食品を食べると、自然と栄養バランスが整い、口もしっかり動かせるので、一石二鳥です。長寿介護課で、まんべんなく食べるためのチェックシートを配布しています。
・10点チェックシートで、毎日7点以上を取ることを目標にしてください。7日間分を記入できます。
(2)異なる食感を組み合わせる
かみやすい食品の中に、かみ応えのある食品を混ぜ合わせると、自然とかむ回数が増えます。「工夫でもてたん!かみかみレシピ」の動画でさらに詳しくお伝えしています(ID:136107)。
(3)おいしい目標を作る
好きな食べ物でかみ応えのあるものは何ですか?それらを、これからも食べ続けたいと思うことが、普段の食事の中で積極的にかむことにつながります。
問合せ:長寿介護課
【電話】674-7881
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