■いつもの道で お出かけで 身近な草木に季節を楽しむ
◇いつもの場所で発見する変化が毎日をちょっと楽しくする
ふと目に飛び込む優しい色、鼻腔をくすぐる香り。街路樹や公園、道端に咲く花に、季節の変化を感じたときの頬がゆるむ感覚。今日のつぼみが明日はどう姿を変えているのか、そんな楽しみがあるだけで心がふわりと柔らかくなる気がする。
まちなかにも自然が多い高槻では、通勤や送り迎え、買い物などで通るいつもの道に、小さな感動が散りばめられている。野に咲く花の気取らない美しさに目を向けて、忙しい毎日で眠っていた感性を呼び覚ましてみて。
◆春、高槻で出合える野花たち
□カンサイタンポポ
3~5月。在来種のひとつで花びらの付け根部分がとじている。淀川河川敷や芥川下流の土手に
□シロツメクサ
4~5月。津之江公園、高槻城公園、今城塚古墳公園などの公園や淀川河川敷で多く見られる
□スミレ
4~5月。野山だけでなく自然が残る公園や、河川敷などに。アスファルトの割れ目にも
□ホトケノザ
3~6月。春の七草とは別の種。畑やあぜに多く、安満遺跡公園でも
□セイヨウカラシナ
3~4月。芥川大橋以南の土手に。淀川河川敷の菜の花畑は風物詩
□ネジバナ
4~8月。淀川河川敷に群生。芥川緑地、津之江公園でも見かける
・教えてくれた人
たかつき環境市民会議 里山グループ
辰巳英輔さん
「自然の花を見るとほっこり、落ち着きます」
高槻では春になるとあちこちで草花が咲いています。土手や河川敷、原っぱやあぜ、公園、道路の脇など。公園なら津之江公園がおすすめです。今まで見逃していた草花に気づくといとおしくなってきますよ。
●名前がわかると楽しさアップ!
植物図鑑アプリがあれば便利!
スマホで写真を撮るだけで「これは何?」が検索できる
※花の画像は市民から提供(詳しくは本紙をご覧ください)
◆まちじゅうどこでも 多様な自然とふれあえる穏やかさ
緑や花がある空間は、やすらぎや癒しをくれる。散歩や休日のお出かけ̶̶オフ時間に四季折々の自然を感じながら過ごすのも、高槻では難しくない。公園や散歩道は、よく見ると、場所ごとに個性がある。普段は行かない方向へ行動範囲を少し広げてみるだけで、知らなかった景色はまだまだある。
※詳しくは本紙をご覧ください。
◆ここもおすすめ 癒され公園and散歩道
□上の池公園
昔からの地形や自然を生かした公園で、池を半周する木陰の道がここちいい
□新川堤防
小川沿いの遊歩道は地域の人が手入れする季節の花々が楽しめる
□淀川堤防・河川敷
三島江から大塚、鵜殿・上牧までの淀川の堤防や河川敷には自然がいっぱい
□緑が丘公園
木々の種類が多く緑豊か。自然を身近に感じながらゆったりと散歩できる
□玉川の里
番田井路沿いの並木道は四季折々に表情を変える南部の穴場
・5~6月には市民の花・卯の花がキレイ
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