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ツバメはよくご存知ですよね。春になると、人家や鉄道駅の軒先など人の生活エリアに巣を作ります。一方、ツバメによく似たイワツバメも高槻ではよく見かけます。名前のとおり、元々は自然の崖地の岩などに巣を作っていましたが、最近では都会のコンクリートに巣を作ります。芥川では、大蔵司橋上流の名神高速道路の下に巣を作り、例年5月ごろに子育てをしています。イワツバメはツバメの長く切れ込む尾と違って、切れ込みの浅い短い尾と飛んでいるときに目立つ腰の白さが特徴です。ツバメの巣はお椀型で口が大きく開いていますが、イワツバメの巣は狭い入口が特徴です。
イワツバメはツバメと同じで基本的には春にやって来て繁殖し、秋に旅立ちますが、越冬することもあるようです。高槻でも冬に見られることがありますが、どこで暮らしているのかなどその生態はよく分かっていません。
大蔵司橋の少し上流の芥川遊歩道から、辺りを飛び回っては巣に戻り、ひな鳥に餌やりしている様子を見ているとほっこりします。双眼鏡を持って散歩に出かけてみませんか。
(芥川倶楽部)
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