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仕事上で直面するトラブルや悩みにお応えします。
監修:大阪府社会保険労務士会 大阪北摂支部
Q:物流の「2024年問題」とはどういう問題ですか?
A:自動車運転業務に対しては、働き方改革関連法施行に基づき令和6(2024)年から年間の時間外労働時間(休日労働除く)の上限が960時間に制限されています。
「2024年問題」として懸念されているのは、労働時間の減少に伴い、(1)従来の輸送量が維持できなくなる、(2)消費者にとって従来のスピーディーな配送が受けられなくなるなどです。
運送業界にとってはドライバーの増員、業務の効率化が大きな課題となっています。
事業者側の対策として、一つの行程を複数人の運転者で分散して配送する「中継輸送」や、同じ納品先を持つ物流事業者同士が連携して配送を行う「共同輸配送」などがあり、適切な労働環境の確保のため、活用が進められています。
問合せ:産業振興課
【電話】674-7411
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