特集 商店街は、いつもフェスティバル(1)

1／52

■高槻な人　TAKATSUKI NA HITO
松本伸雄さん
高槻センター街理事　[松屋豆腐店]店主

◆商店街は、いつもフェスティバル
歴史ある高槻センター街にある豆腐店の3代目として、イベントや催事で地元を盛り上げている松本さん。高槻からは一度も引っ越していない生粋の高槻人に、商店街から見た高槻の魅力を教えてもらいました。

○厚揚げやひろうすもすべて手作り。
[松屋豆腐店]は豆腐はもちろん、厚揚げやひろうすなどの加工品も全て手作り。厚揚げは、出来たての木綿豆腐を重しにかけ、水分を抜いてから揚げて作ります。

○創業時から変わらない店の風情。
松本さんの祖父が、大阪市の十三から引っ越してきて昭和25年に創業した[松屋豆腐店]。内装、金枠などの道具は、当時とほとんど変わらないまま豆腐作りをしています。

○豆乳とおからに分ける機械、プラント。
右側にある機械で水と大豆を合わせて煮た後、左の釡の中で100℃で2、3分温めると豆乳とおからに分けることができます。この豆乳を固めることで、豆腐が出来上がります。

○天然にがりで作る豆腐。
「ちょっと食べてみて」といただいた、天然にがりを使った豆腐は、お店の看板商品で人気ナンバーワン。松本さんいわく、「天然にがりの豆腐作りは量のあんばいが難しいんです」

◆松本さんの歩み
▽昭和37年　1962年
[松屋豆腐店]近くの産婦人科で生まれる
体重はそれほどなかったけど、ぷくぷくふっくらしていたそう。

▽昭和43年　1968年
高槻市立桃園小学校に入学
のちに母校のPTA会長も務めることに。

▽昭和49年　1974年
高槻市立第一中学校に入学
本人いわく「中学時代は、悪さをしてよく正座させられました」

▽昭和55年　1980年
普通自動車免許を取得
18歳になってすぐ免許を取り、車で遊ぶように。

▽昭和56年　1981年
大阪学院大学に入学
この頃、[松屋豆腐店]の2階にあった喫茶店を手伝い始める。

▽平成3年　1991年
父の逝去により、[松屋豆腐店]を継ぐ
高槻センター街の理事の仕事も父から引き継ぐ。

▽平成22年　2010年
関西大学の学生とイベントで協働し始める
関西大学高槻ミューズキャンパスが開設した年から、商店街の催事担当として学生の力を借りることに。

▽令和2年　2020年
初孫誕生
娘が第一子を出産。令和5年には第二子も誕生。