キラリカルチャー Kirari Culture vol.03

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私たちの生活を豊かに彩ってくれる芸術・文化活動。何が人をひきつけるのか、キラリと輝く皆さんにその魅力を聞きました。

■茶道
◇ひとときを大切に　お互いの心を通わせて
茶道には「一期一会」という言葉があります。そのお茶会を一生に一度だけの機会と考え、おもてなしに最善を尽くし、亭主と客がお互いにそのひとときを大切にしています。例えば亭主は、客が気持ち良く過ごせるよう、季節のお花を生け、お香をたき、耳を澄まし聞こえるさまざまな音に、空間を整えます。一方、客も亭主やほかの客に敬意を払って、お辞儀し、お茶をいただきます。このように、相手への配慮を前提とした動作やしつらえには、一つ一つ意味が込められています。お茶会では亭主と客、客同士が心を交わし、打ち解け合い、空間が一体になる。この瞬間が茶道ならではの魅力なのだと思います。
また、このような礼儀を重んじ、感謝する心を忘れない精神は、日常生活の中でも自然と表れます。「お茶にはまる人ほど良い人になる」とおっしゃる人もいるように、精神的に成長することができます。これらの精神は、日本の歴史や芸術文化とつながっているのです。
茶道は日本文化の総合芸術と言われ、華道、書道、陶芸、歌道、能楽などさまざまな文化的要素が含まれています。茶道を学ぶと、日本の歴史や芸術文化を学ぶことになり、その精神も受け継いでいくものとも言えます。
茶道は敷居が高いと考える人も多いですが、決してそんなことはありません。初めは、細かい作法やルールは考えず、おいしい和菓子とお茶を召し上がってもらい、心地よい時間を楽しんでもらいたいです。日常から切り離された静寂の空間で過ごすと、気持ちもリフレッシュします。ぜひ気軽にお茶会にお越しください。

●教えてくれた人
高槻茶道会
小山幸子さん

◆茶道を始めたい人は
場所：市内各所

問合せ：【電話】090-1599-4095(コヤマ)

・YouTubeで動画も公開中
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