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特集 地元の味が染み入る焼き物(1)

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大阪府高槻市

■高槻な人 TAKATSUKI NA HITO
佐藤友美・央巳さん
[中ノ畑窯]陶芸家

◆地元の味が染み入る焼き物
自然豊かな樫田地区で作陶をしている佐藤央巳(ひろみ、本紙写真右)さんと友美さん(本紙写真左)夫妻。沖縄の地で共に修業をし、高槻で窯を開いた2人に、この場所で作る器のこと、地域の魅力について語ってもらいました。

○ろくろの回しかたは沖縄スタイル。
工房で2人は別々の作業をすることが多く、ろくろを回すのは主に央巳さんの仕事。「左足で手前に蹴りながら回転させるのは伝統的な沖縄スタイルで、僕の親方仕込みです」と央巳さん。

○樫田地区の自然あふれる場所にある窯。
[中ノ畑窯]があるのは、田んぼに囲まれた緑豊かな場所。「子どもの頃から自然がいっぱいでいいところだなぁと思っていたので窯の場所をここで探しました」と友美さん。

○焼く時は高槻産のまきを使う。
窯で焼くまき作り担当は、高槻に来てから森林組合で働いていたこともある央巳さん。「針葉樹の間伐材を使いますが、倒してすぐの木は温度が上がりにくいので1、2年干してから使います」

○高槻で生まれる焼き物がある幸せ。
今では全国のショップで取り扱われたり、イベントでも出展されたりしている[中ノ畑窯]の器。
高槻にある窯で日々作られていることは、市民にとってもうれしいこと。

◆佐藤友美・央巳さんの歩み
▽昭和48年 1973年
央巳さん、北海道稚内市で生まれる。

▽昭和49年 1974年
友美さん、大冠町で生まれる。

▽昭和56年 1981年
友美さん、冠小学校に入学。
ここで陶芸との出合いが生まれる。

▽平成10年 1998年
友美さん、沖縄県読谷村・陶眞窯、沖縄県読谷村・北窯宮城正享工房に見習いへ。

▽平成10年 1998年
央巳さん、沖縄県読谷村・北窯松田米司工房に見習いへ。

▽平成21年 2009年
築窯。初窯を焚く。

▽平成22年 2010年
央巳さんと友美さんが結婚。

▽平成23年 2011年
長男誕生。その後樫田幼稚園に入園、樫田小学校に入学。

▽平成25年 2013年
次男誕生。樫田幼稚園を経て、現在樫田小学校に在学中。

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