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特集 未来へ続く 将棋のまち(1)

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大阪府高槻市

■高槻な人 TAKATSUKI NA HITO
桐山清澄さん
日本将棋連盟棋士・九段
高槻市文化スポーツ振興事業団・理事長

◆未来へ続く 将棋のまち
50年以上現役棋士として活躍した桐山さんは高槻市在住。昨年末にオープンした[関西将棋会館]の高槻移転でも橋渡し役に。高槻市文化スポーツ振興事業団理事長の立場から、将棋をはじめとした高槻の文化発展の現在について聞きました。

○令和4年に現役を引退した後の生活。
「タイトル戦の立ち会いをすることも多く、原稿を書いたり、日本将棋連盟出題の『桐山清澄九段の懸賞次の一手』を作ったり、イベントの指導対局に行ったりしています」と桐山さん。

○ひらめきは盤の上だけではなく頭の中でも。
暮らしの中で将棋のことを考える時間が多いという桐山さん。「盤に向かわなくても、将棋は頭の中でできる。電車に乗っている時などに何気なくひらめくことも多いですね」

○パソコンを使って、将棋を勉強。
「今は、将棋盤を使わずにパソコンを使うことが多いですね」と桐山さん。パソコンを見ながら将棋盤で実際に駒を動かすこともあるそうです。

○4つのタイトルは高槻市で獲得。
高槻市で暮らし始めてから、棋王を1期、棋聖を3期、計4つのタイトルを獲得しました。
100年を超える日本将棋連盟の歴史の中でも、複数のタイトルを獲得したことのある棋士は限られています。

◆桐山清澄さんの歩み
▽昭和22年 1947年
奈良県吉野郡下市町で生まれる。

▽昭和25年 1950年
3歳の頃に将棋を指し始める。

▽昭和32年 1957年
9歳で東京の升田幸三 実力制第四代名人の内弟子となる。

▽昭和33年 1958年
大阪の増田敏二 六段に師事する。

▽昭和41年 1966年
四段に昇段し、プロ棋士となる。

▽昭和51年 1976年
昭和53年まで、日本将棋連盟理事を務める。

▽昭和56年 1981年
大阪市内から高槻市日吉台に引っ越し。

▽昭和59年 1984年
初めてのタイトル・棋王を獲得する。
九段に昇段。

▽昭和61年 1986年
棋聖戦でタイトルを獲得し、3期保持する。

▽平成30年 2018年
高槻市文化振興事業団(現高槻市文化スポーツ振興事業団)の理事長に就任。

▽令和4年 2022年
棋士として現役を引退する。

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