平和への願い -人権コラム-

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子どもの頃から毎年8月6日には、可能な限り朝8時前からテレビをつけて、広島での平和記念式典の様子をみてきました。
1945年8月6日午前8時15分に人類史上初めて原子爆弾が広島に投下され、一瞬にして何万人もの命を奪い、広島の街は焼け野原になり、その後も多くの命を奪い苦しめています。
原子爆弾は地上600メートルの上空で閃光を放って炸裂し、100万℃を超える灼熱の火球をつくり、爆心地周辺の温度は4000℃にも達したそうです。爆発の瞬間、強烈な熱線と放射線が四方八方に広がり、超高圧の爆風が街を破壊しました。原爆は無差別に大量殺りく・大量破壊を瞬時に行い、放射線による被害で長期間にわたり人々を苦しめ続けています。
ヒロシマが地獄絵図よりも悲惨な状況だったことが、三宅小学校が毎年修学旅行で訪れる広島平和記念資料館の展示内容からも想像できます。皆さんも平和を願う機会に是非訪れてみてください。
広島に続き8月9日には長崎にも原爆が投下され78年が経ちました。他にも各地で多くの人々が亡くなり、傷つき、苦しみました。こんなに人々を苦しめる戦争を二度としないように、そして核兵器を無くすように努力し、平和の大切さを確認するためにも、この戦争の記憶は決して忘れてはならないと思います。
しかし、世界ではその何千万倍もの核兵器があり、現在もロシアがウクライナを侵攻し、悲惨な戦争が長く続いています。「戦争は最大の人権侵害」です。一刻も早く戦争が終わり、これ以上命が奪われ、傷つけられることのない世の中になることを願っています。
日本では78年前の8月、多くの命が犠牲になり戦争が終わりました。これからも平和な時代が続くように、お互いに平和の尊さについて考え、お互いの人権が大切にされるように、平和のために自分ができる行動をとっていきましょう。

問合せ：教育総務課
【電話】0745-44-2210