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自治体の皆さまへ

国保中央病院より 骨密度測定のおはなし

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奈良県 三宅町

昨年の11月、当院で健康フェスティバルが開催され、多くの方々にご参加いただきました。色々な催しの中、放射線科では骨密度の測定を行いました。
「骨密度」とは、骨粗しょう症のように骨がもろくなっていないかを知るための指標で、一般的には若年成人の骨密度平均に対して自身の骨密度がどれくらいであるかが結果として表されます。
健康フェスティバルの際に使用した骨密度測定装置は“超音波”を手首に当てて測定するもので、検査着に着替える必要もなく、測定時間も数十秒程度しかかからないため、イベントや自治体の骨密度検診などではよく活用されています。もし何処かで骨密度を測る機会があれば、是非体験してみてください。
こうした検査では、自分の骨密度が平均と比べてどうなのかを手軽に知ることができますが、骨粗しょう症の確定診断に用いられるものではありません。診断には別の方法を用いた装置での測定が必要になります。
それは、DXA(デキサ)法というもので“X線”を使って骨密度を測定する方法です。骨密度検査の方法の中で最も精度が高く、日本骨粗しょう症学会が作成した「骨粗しょう症の予防と治癒ガイドライン」でも推奨されている検査方法です。一般的には、骨折してしまうと生活や移動が困難になる腰椎(腰の骨)や、大腿骨近位部(足の付け根)の骨密度を測り評価します。当院にもDXA法を用いた装置を備えており、仰向けの体勢で寝ることさえ可能であれば、痛みもなく5分~10分程度で検査は終了します。
骨密度に不安がある方は外来受診した際に医師にお気軽にご相談ください。

放射線科主任 市村賢一

問合せ:国保中央病院
【電話】0744-32-8800

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