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新型コロナウイルス感染症になって…「命の大切さを」 -人権コラム-

11/24

奈良県 三宅町

新たな年が始まって早くも一カ月が過ぎました。皆さんの新年の始まりはいかがでしたか。平穏な暮らしが続くことを願うばかりです。
私ごとで恐縮ですが、年末に新型コロナウイルス感染症にかかりました。38.5℃以上の発熱が3~4日続き、喉が焼けるように痛く、咳が続き、寒くて息苦しい状態で、解熱剤と風邪薬等でひたすら耐える時間が続きました。このまま息ができなくなったらどうなるのか、いつまで続くのかわからず不安でした。初期の新型コロナウイルス感染症にかかられ自宅療養をされていた方はもっと不安だっただろうと思いました。ご経験のある方の中には、もっと厳しい状態を耐えられたケースもあったかと思います。
「最近コロナどうなってるのか?あんまり聞かないなあ」「コロナうつっても、たいしたことないらしい」そんな「世間話」を「鵜呑み」にしていた自分が、いざなってみると、軽く考えていた自分を反省させられ、しんどさの現実を突きつけられました。これまで「人ごと」だった「新型コロナウイルス感染症」が「自分ごと」になり、もしもっと症状が悪化したらどうなるかと本気で考えました。
…4年前に初めて新型コロナウイルス感染症が日本にも来て、連日マスコミを騒がし、多くの人々が家族にも会えず亡くなっていく、コロナ感染者に対する誹謗中傷や差別、さらに医療従事者にさえも差別が降りかかる、そんな辛くてとてもやるせない日々があったことは記憶に新しく、感染症の辛さと差別の辛さが同時に降ってきたとんでもない時期がありました。そこから、多くの人の努力があってここまできた新型コロナウイルス感染症対応ですが、忘れてはいけないことに改めて気付かされました。
「苦しみを人ごとではなく、自分ごととしてとらえよう」「人間は一人では生きていけない」「多くの人によって今の命が支えられている」「すべての命はかけがえのないもの」等、自分の心臓の音を感じながら、生きている意味を考え、お互いに命を大切にしたいと改めて思いました。

問合せ:教育総務課(文化ホール内)
【電話】0745-44-2210

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