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自治体の皆さまへ

特集 地域おこし協力隊(1)

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奈良県 三宅町

皆さんは「地域おこし協力隊」をご存じですか?「地域おこし協力隊」とは、都市地域から過疎地域などに移住して、地域おこしの支援や農林水産業への従事など「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る総務省の取り組みです。令和5年度は全国1,164の自治体で過去最高となる7,200人の隊員が活動に従事。三宅町でも、現在は5名の地域おこし協力隊員が活動しています。

全国各地で活動している「地域おこし協力隊」には、農家の一員として作物を育てている人、伝統工芸を受け継ぐために工房で修行をしている人など様々な活動をしている方がいますが、ここ三宅町でも隊員の活動内容はさまざまです。町内に約200を超えると言われる空き家の利活用を考えるために、足繁く空き家に通っては調査を行っている建築士。中高生世代が安心して過ごせる場所であり、チャレンジできる場所としてユースセンターを立ち上げ、その運営に日夜奔走している元教師。ほかにもデザイナーやライターなど、今までの人生で培ったスキルや経験を活かして、町をよりよいものにするために、さまざまな活動を行っています。
そういった個人の活動と並行して、「三宅町地域おこし協力隊」はチームでも活動しているのが特徴です。プロジェクトマネージャーを中心に、週一回隊員同士で集まり、三宅町をよりよいまちにしていくためにはどういう活動が必要なのか意見を出し合っています。協力隊員に任命されるには住民票を移すことが条件に含まれ、彼らもまた三宅町内に住む1人の住民として、まちの未来を『自分事』として捉えて知恵を絞っています。チームの活動指針は『まちに「つくる」を広げること』。「つくる」には、単にものづくりだけではなく、自分のキャリアや、人との関係性、学びや楽しみなどさまざまなものを「つくる」という意味が含まれています。昨年度は前述のユースセンターの立ち上げや、三宅町交流まちづくりセンター「MiiMo」の活用方法の提案といった形で、「つくる」ことを体現してきました。町としても、地域おこし協力隊員が率先して行動することで、住民一人ひとりが気軽にまちづくりに関われるような雰囲気の醸成に一役買ってくれることを期待しています。
今後はMiiMoなどを活かした交流イベントの実施に加えて、町の中に地域おこし協力隊が運営する新たな施設をつくり、町民の方とより密接に交流しながら活動できる拠点を設けることも考えています。イベントや町中で隊員を見かけたら、ぜひ気軽に話しかけてみてくださいね。

■地域おこし協力隊QandA
○どこで活動しているの?
現在は交流まちづくりセンターMiiMoの3階を拠点としていますが、町内を駆け回り、時には三宅町を飛び出して町のPRをすることもあります。

○メンバーは増えるの?
地域おこし協力隊として、今までの経験やスキルを活かして、まちづくりに関わっていただける人材を募集していきます。

○任期はあるの?
最長3年です。任期を終えた方の中には、そのまま町に残って就職したり、事業を立ち上げたりされる方が多数います。

■こんなところに!?編集後記
7月号から広報を担当している山本です。今月号から地域おこし協力隊の方とともに、誌面を制作しています。表紙やお知らせなどのあしらいのデザイン、そして特集記事の文面も地域おこし協力隊の方に作成していただきました!これからは広報制作秘話などを編集後記に掲載していきます。
「編集後記で語りきれないけど、語りたい!!」ことはnoteに掲載しています。ちゃっかりnoteのQRコード載せますので(※本紙参照)、暇つぶしに見ていただければとてもうれしいです。

■地域おこし協力隊隊長(猫)、インスタはじめました
地域おこし協力隊の隊長(猫)であるミャケさんがインスタグラムをはじめました!地域おこし協力隊の隊員の日々の活動を発信しているので、ぜひご覧ください!

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