国内では地震や大雨など自然災害が多く発生し、世界では戦争や紛争が続き、多くの方の命や生活が奪われた2024年が過ぎ、2025年を迎えました。
新たな年の始まりに、皆さんは何を思われますか?「今ここに命があること」さらに一人一人の人権が守られて「平穏に暮らせる状況があること」がいかにありがたいことかを感じている方もおられるかと思います。よく「新年あけましておめでとうございます。」という挨拶をしますが、まさに命があって新年を迎え、平穏に生きられて今年も会えたことが「おめでたいこと」であるととらえ、「有り難いこと」と感謝してきた新年の挨拶であるのかと思います。
日本では第二次世界大戦敗戦の1945年8月15日以降平和が守られ、80年近く戦争は起こっていません。頭の上に爆弾が飛んできて命や生活が脅かされることのなかった80年間です。この貴重な平和をこれから先も大切に守っていきたいです。あの戦争を80年以上前に経験した母がいつも言っていたのは「戦争はもう絶対にしてはいかん。」「地獄じゃ」「何もいいことはない」「こどもらに二度とあんな思いをさせてはならん」という言葉です。自然災害は人の力で止めることができませんが、人が起こす戦争は人の力でやめることができるはずです。しかし、地球全体をみれば未だに戦争や紛争はなくなっていません。人が人をお互いに理解し合い、ちがいを認め合い、悲しみや、憎しみを連鎖させる戦争を地球上から終わらせたいと願います。命は誰にとっても、かけがえのない大切なものです。「人権」を言うときに、自他の「命を大切にする」ということは基本中の基本です。誰にとってもかけがえのない命が守られ、大切にされるように、差別や戦争のない世の中を築けるようにお互いに努力し、「命の大切さ、平和の大切さ、人権の大切さ」をもっとしっかり確かめ合える2025年にしていきたいと思います。
問合せ:教育総務課
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