令和6年度上北山村一般会計予算の概要

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令和6年度上北山村一般会計予算19億9,488万7千円(前年度比14.6%増)

令和6年度の予算が、3月定例村議会において可決されましたので、予算の概要についてお知らせします。
一般会計は、前年度より2億5,359万1千円多い19億9,488万7千円となり、特別会計を含めた総予算額は24億3,312万6千円となりました。

■歳入
歳入には、地方交付税や国・県支出金、村債などの国や県の配分による「依存財源」と、村税や諸収入、使用料及び手数料などの村が自主的に収入できる「自主財源」があり、本年度の依存財源は構成比74・9%の14億9,341万円、自主財源においては、構成比25・1%の5億147万7千円となっており、依存財源に頼らざるをえない厳しい財政状況となっています。
前年度と比較すると、歳入の48・8%を占める地方交付税は9億7,376万1千円で、1,332万4千円の増額。村債は、原口村営住宅新築事業や健民グラウンド整備事業等に係る過疎対策事業債の増額等により9,080万円の増額。繰入金は、財政調整基金繰入金の増額等により、1億888万4千円の増額となっています。

地方交付税：村の財源状況に応じて国から交付されるお金
村債：特定の事業を行うために国などから借り入れるお金
国庫支出金：特定の事業を行うために国から交付される負担金、補助金などのお金
村税：村民税や固定資産税など、村民の皆さんに納めていただくお金
繰越金：前年度から持ち越される剰余金
県支出金：特定の事業を行うために県から交付される負担金、補助金などのお金
地方譲与税：国税として徴収され、地方自治体へ譲与されるお金
使用料及び手数料：村の施設の使用や住民票の交付など、特定の行政サービスを受ける人に負担していただくお金

■歳出
行政分野ごとに分類した「目的別歳出」において前年度と比較すると、総務費は、国標準準拠システム移行作業委託料の増額等により5,916万5千円の増額、農林水産商工費は、森林環境譲与税事業の増額等により3,178万4千円の増額、土木費は、原口住宅新築工事等により9,566万1千円の増額、民生費は診療所特別会計繰出金の増額等により3,531万5千円の増額、教育費は、健民グラウンド整備工事等により8,418万8千円の増額、衛生費は保健センター空調改修工事費の減額等により7,465万2千円の減額、消防費は、奈良県広域消防組合分担金の増額等により1,882万円の増額となっています。
特別会計において前年比と比較すると、診療所特別会計は会計年度任用職員人件費の増額等により912万9千円の増額、国民健康保険特別会計は医療給付分納付金の減額等により472万1千円の減額となっています。簡易水道事業は、公営企業会計に移行しました。

総務費：庁舎の維持管理や戸籍、徴税、選挙、監査事務など村の総括的な事務に使うお金
農林水産商工費：農林水産業、商工業、観光の振興などに使うお金
土木費：道路、公営住宅などの整備や維持管理に使うお金
民生費：社会福祉や医療助成など、安定した社会生活を保証するために使うお金
教育費：小中学校、社会教育や保健体育など教育各般に使うお金
公債費：国などから借り入れたお金(村債)の返済などに使うお金
消防費：消防や防災対策に使うお金
衛生費：健康診断や各種検診、ごみ処理など健康で衛生的な生活環境を保つために使うお金
議会費：議会の運営などに使うお金
災害復旧費：災害で被災したものを復旧するために使うお金