診療所だより-健康づくりのアドバイス-Vol.105

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上北山村国民健康保険診療所
医師　辻本凌悦

■スリランカ旅行
こんにちは。診療所所長の辻本です。
今年の夏は暑く、採血された方のデータを見ると、かなり多くの方で脱水の所見があり驚きました。皆さん引き続き熱中症対策をお願いします。
さて、本日は日本にも負けない暑い島国、スリランカはエサラ・ペラヘラ祭に今年8月に行った話をさせていただきます。
まずスリランカについて、スリランカはインドの南東にある、北海道の8割くらいの面積のほぼ円形の島国です。日本では紅茶が有名ですね。
私は関西空港から、台北、クアラルンプールを経由して、スリランカ東部の首都コロンボで入国、その後バスを乗り継いで5時間ほどで、お祭りが開催される目的地のスリランカ中部の古都、キャンディに到着しました。
エサラ・ペラヘラ祭(Esala　Perahera)は、仏歯を納めた容器を背に乗せたゾウの他、装飾(電飾)されたゾウ達と音楽隊やダンサーなどが街中を歩いてパレードする、アジア三大祭りの一つに数えられるお祭りです。3時間もの間、目の前を何頭ものゾウが練り歩く様子は圧巻でした。
ここで私の話をしますと、私は30カ国以上の海外渡航歴があることから、たまに次に行きたい海外旅行先を聞かれるのですが、私にとって行きたい海外旅行先は「全て」であり、日程がある程度決まってから、全世界対象に祭りのような季節的イベントがあるところを探し、そこを旅行先に選んでいます。そしてその旅行先の周辺、場合によっては道中のトランジット先で目ぼしい観光地を攻める、といった方針で効率良く旅行をしています。
また、スリランカに話を戻すと、祭りが開催される夜以外は観光をしていました。
シーギリヤ(Sigiriya、世界文化遺産)という巨大な岩の上に存在した、かつての都や、アンブルワワ寺院(Ambuluwawa　Biodiversity　Complex)という、仏教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教といった多宗教と先細りする特徴的な塔を持った宗教施設など、ユニークな観光地は大方行くことができました。帰国した今も、お土産のセイロンティーを楽しんでいます。
スリランカは衛生的にはお世辞にも綺麗とは言えませんが、ダイナミックでユニークな歴史的建造物がたくさんある、これこそ海外旅行という体験ができました。治安はよく日本人観光客もたくさんいます。いつかの海外旅行先に、選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。