こんにちは!みなさんは「森林環境譲与税」という言葉を聞いたことはありますか?R5年2月の村報で、上田百恵さんの作文にも取り上げられた「森林環境譲与税」について、そしてR5年度の下北山村での森林環境譲与税の使途・予算についてお知らせしたいと思います。
日本の温室効果ガス排出削減目標の達成や災害防止等を図るための森林整備等に必要な地方財源を安定的に確保する観点から「森林環境税」が創設されました。平成30年(2018年)からは、森林環境税をそれぞれの各市町村が主体的に考え、活用できるよう配分する「森林環境譲与税」が始まりました。森林の間伐や人材育成・担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発等の「森林整備及びその促進に関する費用」に充てることとされています。
下北山村では、村が主体的に行う森林整備(間伐、作業道開設)、それを担っていく林業従事者の支援策等に活用していきます。また合同校舎の木質化や今後改修する村役場庁舎、教職員住宅の木質化・木造化のために村産材を使用。「村の木を、村の人が伐りだし、村の製材所で加工し、村内で使用する」地域の資源を地域で活用するサイクルへとつなげていきたいと思います。今後も下北山村の豊かな自然環境を大切に残しながら、村らしく創意工夫をし限られた予算を有効に活用・検討していきます。
※基金…特定の目的のために積み立てた資金のこと。この基金から使うことを基金取り崩しという。
農林建設課林業係
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