■下北山村消防団 団長 西岡道則
新年あけましておめでとうございます。
村民の皆様におかれましては健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
平素より、消防団活動に多大なご理解ご支援を賜り厚くお礼申し上げます。
このたび、栗本武平前団長の勇退に伴い令和5年6月1日付けで下北山村消防団長を任命され就任しました。大変身の引き締まる思いに重責を感じております。微力ではございますが誠心誠意大任を果たすべく努力してまいります。前団長同様のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
昨年は、ロシアによるウクライナ侵攻から始まった世界情勢の不安が続く中、アフリカや中東での武力衝突により不安に駆られる一年であった半面、令和2年から猛威を振るった新型コロナウイルス感染症は、昨年5月に5類感染症クラスに引き下げられ、ようやく終息が見えてきたのではないかと思われます。
さて、村内において昨年も気象災害や火災による被害はありませんでしたが、お盆時期に台風第7号が直撃し1日に400ミリの雨を観測しましたが、幸いにも被害はありませんでした。しかし、日本各地で自然災害が容赦なく猛威を振るい、特に6月初旬に本州に停滞した梅雨前線の台風2号の影響による大雨被害、9月の台風13号では関東、東北を中心に多くの死傷者、甚大な家屋被害を受けました。
このように、近年の消防を取り巻く環境は大きく変化しており、地域防災の中核ともいうべき消防団についても、火災のみならず複雑多様化する災害現場に対応するため、期待される役目は日に日に大きなものとなっています。
我々消防団は、本年も村民の生命、身体、財産を守るため、日々知識の習得と技術の向上、火災予防啓発等に励んでまいりますので、どうかよろしくお願いいたします。
最後に、今年も災害の無い素晴らしい一年になりますことをお祈り申し上げますと共に村民の皆様の益々のご健勝を心よりご祈念申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
※「西岡道則」さんの「西」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本誌をご覧ください。
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