資料館だより―奈良女子大学との共同研究のご報告―

16／25

9月に奈良女子大学の先生と学生さんが来村し、歴史民俗資料館所蔵の古文書を整理してくださいました。連載企画として、先生と生徒さんの寄稿文を掲載させていただきます。

■連載企画　第3回　奈良女子大学3回生　毛利　実咲希
下北山村の皆様、はじめまして。奈良女子大学文学部3回生の毛利実咲希と申します。下北山村教育委員会との共同研究に参加しています。9月に下北山村歴史民俗資料館で史料整理、撮影等を行いました。初めて本物の古文書に触れ、使用されている紙や書かれた文字に直に歴史を感じました。今後の共同研究のための土台作りとなる重要な作業に携わることができ、責任とやりがいを感じています。
この機会に初めて下北山村を訪れた私ですが、こんなにも魅力にあふれた場所を知らなかったなんて、と思うほどの感動を味わいました。豊かな自然と、私たちを優しく迎えてくださった村の方々に出会い、この数日間を普段の慌しさから離れた穏やかな気持ちで過ごすことができました。今まで見たこともないような透き通った川の水や、緑に囲まれた空間は写真には収め切れないほど美しく、下北山村についてのお話に興味が尽きません。調査に関係なくとも訪れたいと思うようになりました。
こうした機会を頂けたことに感謝の気持ちでいっぱいです。ここで繋いだご縁をこの先も大切にしたいです。そして、この共同研究の進展に繋がるよう精一杯頑張りたいと思います。よろしくお願いします。