下北山村にやってきて…
(1)著しく上達してきたこと
・作業道づくりと支障木伐採
・搬出間伐
(2)なお努力を要すること
・選木
・苗の植栽
・防鹿柵の設置
・保育間伐
(3)楽しくて仕方ないこと
・森のしごと
この2月で私が地域おこし協力隊に入隊して1年半。3年間の協力隊期間の半分が経過しました。まもなく最終学年。まったくあっという間の時間経過です。この間、私の人生の林業化は目覚ましい進歩を遂げ、もう自分のことを「ど素人」とは言えないほど、手厚い指導と貴重な経験をこの村から頂きました。私は林業未経験者としての導入期を、この村の林業人材育成プログラムによって育てられ、現時点ではケガを負うことも、挫折を味わうこともなく、旺盛な林業就業意思を培いつつ日々の業務や講習受講に勤しんでおります。ただ、この環境が練り上げられたのはごくごく最近の話であり、林業要員を採用しはじめた創世期の地域おこし協力隊では相当なご苦労があったこと、そのご苦労と改善を積み重ねた結果が現在の形であり、諸先輩方々への深い感謝の気持ちを胸に、いっそうの成果達成を誓うものであります。
■森のび
村には、こういった諸先輩方々の中に森づくりを事業として起業された方々がいらっしゃいます。その中でも現在の協力隊の人材育成プログラム構築に密接に関わり、協力隊の信頼厚い兄貴と姉貴として存在するのが「合同会社森のび」の安井さんと河野さんです。私は、安井さんに山林での作業(森林調査、測量、間伐、植栽等々)を直接教わっておりますが、その仕事っぷりは、強く、速く、正確に行われ、よちよち歩きの私に「営業速度」というプロ必須の言葉を刻み込ませたのも、安井さんのダイナミックな施業によるものでした。
河野さんは、とても広範な人材交流と、デザイン力を活かした情報発信や木工作品製作、協力隊の教育カリキュラム構築等々、実に多彩に活躍されております。そんな「森のび」のおふたりが声を揃えて後輩である私たちに伝えることは、「森づくりの大切さ」であり、この土地の水や空気を作り出す森を将来につなぐことの大切さを一番に説きます。「森のび」は、この村の森づくり林業の先頭で旗を振る基幹となる事業体であると、僭越ながら私は思っています。
協力隊の後輩としては、とてつもない巨星を見上げる思いです。私は、「森のび」が伝える森づくりの人材に育ち、この村の豊かな森づくりに気合を入れて貢献したいと思います。さて、「森のしごと記」は今年度今回が最終回です。これまでの応援ありがとうございました。ら…来年度は…。
追伸
今月笑いを狙えずすみません。
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