■一般質問
▼質問者
平井清議員
▽旧保育所へのコインランドリーの設置について
質問:3月の予算審査委員会で旧保育所の利活用の方向について担当課の考えを聞き、施設の利活用と、村民の困りごとが解消される村民サービスに有効な対策として、コインランドリーの設置について私の意見を述べ確認をさせて頂きました。検討を進めていくということでしたが進展があったのか改めて現状を伺います。
答え:地域振興課長
既にコインランドリーを設置している上北山村に視察を行い、設置環境や費用、利用料など確認をしています。村民からの要望もあり衣類等の乾燥の手段として設置されたようです。
旧保育所の活用の方法を話し合ってもらった「アイデアソン」の取組みで、いろいろな活用事例が提案されました。提案内容として生協の中継ぎや、クリーニングの中継ぎ、コインランドリーもそういったアイデアの中で出ておりますが、村民サービスの向上を目指す中で、どのくらいのニーズがあるのか、それに伴って設置費用やランニングコスト、管理体制も考えなければなりません。また観光客にも使っていただくことで、稼働率を上げられるのではないかという意見も頂いており、慎重に検討を進めているところです。
答え:村長
設置するとしても場所を考える必要があると思っております。運営をしていく上においては、沢山の方に利用して頂いた方がより効率的で、そういう事も踏まえて、旧保育所が良いのか、それとも道の駅整備の中で下北山スポーツ公園の中に設置していく方が良いのか、これから十分検討していきたいと思います。
▽高校生の生活応援補助金の拡充について
質問:令和3年度から始まった高校生の生活応援補助金は、コロナ禍の就学生の経済的負担の軽減を後押しし、教育の振興に大きく寄与して来たと考えていますが、現在の社会情勢に伴う燃料価格の高騰や、物価高はコロナ禍に増して高校生を取り巻く経済的負担を増加させていると考えています。
物価の高騰に沿った支援金の拡充が必要ではないかと考えますが村の対応を伺います。
答え:教育長
高校生の生活応援補助金は現在、高校生10名の方に1人当たり月額5千円をその保護者に補助しています。その他、平成30年度から高等学校総合寄宿舎等入寮者支援金制度を設けており、県立寮や私立学校寮を含め入寮生1人当たり月額7千2百円の補助をしています。本村では高校生は親元を離れて生活する必要があるため、保護者の経済的負担が大きい事は認識しており、二つの制度で保護者負担の軽減を図っています。吉野郡内では自宅から通学する高校生に対して通学定期券の費用の一部を補助する制度を設けている自治体が4町村程ありますが、本村の制度は独自の制度になっており、郡内の他町村に比べ支援制度は充実していると思っており、更なる拡充は現段階ではその必要性は低いのではと考えています。また、以前の世代の子育てと比べて、今現在の子育ては補助制度で優遇されており、世代による不公平感の声も時々聞いています。不公平感への配慮の必要性や、移住促進や財源も含めて今後の状況を見ながら慎重に協議、検討を進めていきたいと思います。
答え:村長
子育て支援とか教育支援は、これからの時代において大変重要だと思っています。ただ一方、教育長が言いました世代間の支援の格差もありますので、子育て支援は重要ですけれども、皆さんに納得してもらえるような施策を検討していきたいと考えています。
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