昨年9月に奈良女子大学の先生と学生さんが来村し、歴史民俗資料館所蔵の古文書を整理してくださいました。連載企画として、先生と生徒さんの寄稿文を掲載させていただきます。
■連載企画 第4回 奈良女子大学4回生 小田 瑞貴
奈良女子大学文学部言語文化学科4回生の小田瑞貴と申します。昨年9月中旬の下北山滞在中は大変お世話になりました。
私が大学に入学した2020年は、コロナ禍の規制が最も厳しい時期でした。長期間にわたる行動規制を経て、比較的自由に動けるようになった頃にはもう就活。せっかく奈良の大学に通っているのにもかかわらず、大学周辺しか「奈良」を知らないまま卒業するのは悔しい。そう考えていた際に磯部教授からお声がけいただいたのがきっかけで、今回の下北山村での調査に参加することとなりました。
大和上市駅から1時間半ほど車に揺られ到着した下北山村には、我々がいつも見ている「奈良」とは全く異なった風景が広がっていました。生い茂る木々の緑と澄んだ水、木漏れ日から差し込む光の美しさといったら!村内に流れる清い空気も相まって、身も心も癒される数日間になりました。
ただ、今回は史料の整理と撮影がメインイベントだったので、村内の観光が十分にできなかったのが少し心残り。川遊びや釣りなど、まだまだやりたいことがたくさんあるので、また近いうちに訪れたいです。今度こそは、つちのこパークの蔵書をじっくり眺めさせてください!
<この記事についてアンケートにご協力ください。>