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令和6年度 施政方針(2)

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奈良県下北山村

■森と生きる「仕事づくり、ものづくり、ひとづくり」
▽持続可能な森林づくりとして
・放置された森林を解消し災害に強く、長期的かつ持続的な森林経営管理を目指すため、村による民有林の公的管理「森林経営管理事業」を引き続き進めていきます。その財源として、国の森林環境譲与税や県の森林環境税等を活用します。そして、その中で自伐型林業の担い手である地域おこし協力隊の卒業生等、今後の林業分野における担い手の育成にも配慮していきます。
・林産加工施設については、本村の林業振興の拠点施設として、林産物の利用促進と雇用の場の確保を図るとともに、今後予定される公共施設の建設等の木質化も推進し、村内で素材から加工までの一連の流れを全て完結する6次産業化を引き続き目指し、継続した管理運営を指定管理者と協力して進めます。

▽きなりブランドの研究開発として
・「一般社団法人つちのこパーク」が、地域で生産された材料を活用した商品開発を行っている他、高齢化が進む生産者支援と事業継承に向けた体制づくりに取り組んでいきます。
・「一般社団法人つちのこパーク」によるツアー商品を通して、村内の資源を来訪者に紹介するなど「行って良かった、また来て見たい」と思われる取り組みを行い、来訪客の滞在時間の延伸や地元商店等での消費拡大に努めます。

▽起業・就業支援として
・旧南都銀行職員宿舎を改修した「シェアハウスこのま」の利用促進を図り、利用者「SAGOJO会員(旅人)」と地域事業者とを繋いで、担い手不足の解消を図ります。
・BIYORIにつきましては、引き続きテレワークやワーケーション等への促進を図り、関係人口や人の流れを通じて利用促進と村内起業等へのアプローチを進めていきます。

■森に遊ぶ「もてなし、ふれあい、感動づくり」
▽交流関係人口の拡大として
・観光拠点である下北山スポーツ公園は、昨年12月末からの国道169号の通行止めによる影響を受けておりますが、関係団体等と連携して引き続き誘客に努めるとともに、お客様に居心地が良いと思われる環境整備に努めていきます。また、老朽化したテニスコート3面の大規模改修を進めていきます。
・令和7年度に下北山スポーツ公園内に「道の駅」を整備するため、今年度から基本的な考え方やコンセプト並びに導入する機能及び施設配置などを盛り込んだ(下北山「道の駅」)基本計画の策定に取り組んでいきます。
・サッカー合宿については、引き続き以前からご利用を頂いているチームへの働き掛けや、J3奈良クラブのキャンプ誘致や奈良クラブを通じた村の情報発信を連携して実施していきます。
・キャンプ場については、村内事業所との連携を図りながら、下北山村ならではの付加価値を付けた体験商品などのツアーの実施や、企業等とのワーケーションの利用促進に努めると同時に、利用者の滞在時間の延伸並びに年間を通じた集客に努めていきます。併せて、老朽化した施設の改修等も進めていきます。
・関係人口の取り組みについては、東京の学生団体「まとい」が継続的な活動をしてくれており、引き続き団体や個人の方々と下北山村との関わり作りに取り組んでいきます。
・ふるさと納税の返礼品基準が昨年度大幅に変更になったことに伴い、納税額の減収が予想されるため、村内事業者と連携しながら新たな返礼品開発を進めるとともに、ふるさと納税業務の強化とポータルサイトの活用により応援者へのアプローチを図っていきます。

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