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令和6年3月 下北山村議会 3月定例会を開催(4)

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奈良県下北山村

▽質問者 平井清議員
質問:国道169号上池原地内における全面通行止めがもたらす本村商工事業者への影響について
昨年12月土砂崩れで主要な国道169号が全面通行止めとなって2ヶ月が経過、例年冬場は本村への観光客や通過客が少ないシーズンですが、この2ヶ月間は輪をかけて閑散としており、村内の中小商工事業者が受けている経済的影響は計り知れません。
かつ、奈良県が公開した復旧スケジュールでは4月中旬(5月連休)までの応急復旧の完了を目指すことや、6月下旬に仮橋の共用開始と発表されたことから、観光業では6月に至るこの先3~4ヶ月先まで客足が遠のき、予約が入っていない等、経営の見通しが立たない大きな打撃を受けています。
奈良県は観光キャンペーンによる支援を発表しましたが、中小零細な商工事業者にとっては、今、そしてこの先数か月の営みが死活問題です。具体的にいつ開通するのか、村はこの困難な現況にどのように対処し、また奈良県に何か地域の経済支援について要望を行って頂いているのか伺います。

答え:地域振興課長
どのくらい、どういう業種において影響を受けているのか、まずは実態把握に努めなくてはいけないということで、職員にて各事業所の聞き取り調査や、地元の商工会を通じて会員への調査を通行止めになった際から進めています。奈良県に対しては引き続き早期開通はもとより経済的支援策についても要望を行っています。
支援策については早期に内容を把握してスムーズな支援、対応ができるように検討、調整をしているところです。

答え:村長
今回の通行止めで、商工事業者の皆さんをはじめ一般の皆さんも大きな影響を受けています。長期化すると村としましても何らかの対策を講じる必要があることから、通行止めが始まった直後から事業者さんをはじめ一般村民の方にも聴き取りを行ない、どのような支援が必要か調査しています。事業者の皆さんの実態把握をすることにより厳しい現状を県に伝え、さらなる経済支援を要請するとともに、村独自の具体的な支援も検討していきたいと思っています。

▽質問者 北德次議員
質問:携帯電話の電波の届かない圏外地域の早期解消について
昨今の携帯電話の機能の向上は目覚しく地域の振興や、住民生活に欠かすことができない物です。
ところが一部の携帯電話会社では、現在でも村内の複数の地域において電波が入らない圏外地域が存在しており、具体的には、池峰から寺垣内間、浦向・道須付近、佐田・ウイノ山付近、小井地区の一部、小口から三重県境と圏外地域があります。地域の魅力を高めるために今一度交渉をもち、圏外地域の解消に向けて働きかけを行っていく必要があるのではないかと思いますが、取組の状況やお考えを伺います。

答え:総務課長
昨年、近畿通信管理局の意見や、奈良県デジタル戦略課にも問い合わせしましたが、キャリアの3社(携帯電話会社ドコモ、ソフトバンク、au)のいずれかの電波がある箇所については、基地局の新しい設置は難しいという回答がありました。また、質問がありました地域については、電波が弱くなる箇所もありますが、キャリア3社のいずれかが使用できるような状態になっておりますので、新たな基地局の設置はかなり難しいと考えます。また、電波の届きにくい箇所への電波改善装置というものが無償で貸与されており、利用者の申請によって電話会社より貸与されますが、村も連携して今後、検証していきたいと考えています。また電波のある携帯電話会社への乗り換えも、今は費用負担が多くなくできると思われます。

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