文字サイズ
自治体の皆さまへ

新年のご挨拶(1)

1/25

奈良県下北山村

■下北山村 村長 南 正文
明けましておめでとうございます。
村民の皆さまにおかれましては、希望に満ちた新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、旧年中は、村政の推進に深いご理解と温かいご支援をいただき、心から感謝申し上げます。
昨年は、令和5年12月に発生した国道169号上池原地内での崩土災害により、一般車両が6カ月間通行止めになるなど、村民生活に大きな支障をきたしました。また、新年の始まりとともに発生した能登半島地震や、不安定な国際情勢などがもたらす物価高騰の長期化など、地方自治体が様々な困難や課題に直面した年でもありました。
国の令和5年の人口動態調査によりますと、下北山村の社会増減数(転入者数-転出者数)がプラス14人となり、社会増加率が全国の町村で7番目となりました。令和6年も僅かながら社会増減がプラスとなっています。これまでの関係人口創出事業をはじめとした移住定住対策の成果が少し出てきたのかと思っているところです。総人口はまだマイナスが続いていますが、このまま社会増が続けば総人口の減少にも歯止めがかかってくるのではないかと期待しています。
さて、いよいよ今年1月5日には、新庁舎の開庁式を迎えます。そして翌6日から新しい庁舎での業務が開始されます。新庁舎には住民の皆さまの憩いのスペース(げーとこ(Gate-co))もありますので、下北山産の木の香りがいっぱいする新しい庁舎に是非お越しください。また、同じ敷地内で診療所の建替え工事も始まっており、令和7年中に完成の予定です。
令和7年は、新しい庁舎でのスタートとなります。職員一同、心機一転、今まで以上に村民の皆さまが住んで良かったと思っていただける持続可能な村づくりを進めてまいる所存ですので、どうかよろしくお願い申し上げます。
結びに新しい年が、村民の皆さまにとりまして素晴らしい年になることをご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
令和7年1月1日

■下北山村 議会議長 栗本武平
村民の皆さまにおかれましては、健やかに新春を迎えられたことと心からお慶びを申し上げますとともに、益々のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
また、日頃より村議会に対しご理解とご協力を賜り、深く感謝申し上げます。
さて昨年を振り返りますと、まず一昨年の令和5年12月、国道169号上池原で崩土が発生し、通行止めとなり、以後半年間にわたる一般車両の通行止めが行われ、仮桟橋での通行が可能となるまで広域迂回を余儀なくされるなど、村民を始め周辺自治体の皆様は、日々の生活や経済活動に大変な影響を受けご苦労が多かったかと思います。
その後、崩土をおこした国道169号前鬼から上池原間は、多くの関係者各位のお力添えにより災害復旧事業として採択され、国による権限代行事業により2.9kmの別線トンネルルートによる事業化が決定し、本年半ばには本格復旧工事に着手されると聞き及んでいます。
そして、全国に目を向けますと令和6年1月1日、能登半島において最大震度7の地震が発生しました。同半島では9月豪雨による二重災害も発生し、人的被害は合わせて延べ1,700人を超え、住家の被災が延べ約13万棟と、甚大な被害が生じ今なお多くの方が避難所生活をしています。
本村の国道崩落事故と共に、お亡くなりになられた方々のご冥福を謹んでお祈りするとともに、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
太平洋側では令和6年8月8日気象庁より南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」の発表がありました。災害は忘れたころにやって来ます。命を尊び、地域が活力を失わないために被災地域に学び我々は備えに努めてまいります。
令和7年、関西では4月から10月の間、EXPO2025大阪・関西万博が開催されます。
1970年、昭和45年に日本で開催された大阪万博EXPO70は日本の高度経済成長を象徴した一大イベントとなりました。この度の万博では日本経済の成長と、人々の幸せ、持続可能な社会へのメッセージをどのように見せてもらえるものかと期待をしております。
本村では新庁舎への移転が完了し令和7年新春開庁、業務が開始されます。また新庁舎の前には診療所も建設中です。村民の皆様と共に開院の日を楽しみにしたいと思っています。
私ども下北山村議会は村民の皆さまが幸せで、豊かに暮らせるむらであり続けられるよう、村民に寄り添う議会として役割を果たしてまいりますので、今後ともお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
結びにあたり、本年が実りある飛躍の年となりますよう心からご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU