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報告します!村の家計簿 令和4年度決算(2)

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奈良県十津川村

■03 特別会計
特別会計は特定の目的に使うために一般会計と区分し、特定の収入と支出で経理を行う会計です。例えば保険料や使用料などの特定の収入が財源です。
使いみち別に会計を分けることで、より分かりやすく、それぞれの事業状況や実績などが明確化されます。

■04 村債
国や金融機関などから借りる資金が地方債(村債)です。村が借りる理由として、道路や大規模な施設の建設に多額の費用がかかり、その年の収入だけで賄うことはできないことや、長期にわたって利用するため、後の世代の人にも公平に負担してもらうことが挙げられます。
村債はあくまでも借金であるため、将来必ず返さなければいけません。村債残高が増えることは、財政運営の硬直化につながりかねません。

■05 基金
基金とは、特定の目的のために財産(現金、土地、物品など)を維持・運用するために条例または法律によって設置されるものです。
歳入から歳出を引いて残っている金額があった場合に積み立てし、臨時の出費や財源不足が見込まれる場合に取り崩して事業費に充てます。

■令和4年度一般会計決算を家計に例えてみたら…
十津川村を月収30万円(年収360万円)の家計としてみると、昨年度より…

◇収入
銀行からの借入 1.9万円減少
預貯金の引き出し 6千円減少
前月からの繰越 1万9千円増加

◇支出
生活費 1万円増加
家の増改築費 2.1万円減少
貯金するお金は2万円増加

▽十津川村の1か月分の収入(30万円)
( )は前年度からの増減額

■令和4年度の家計のポイント
令和4年度は、令和3年度と比べ合計の収入額は減少しましたが、「預貯金の引き出し」や「銀行からの借入」の額を抑えることができています。「給料」や「臨時収入」は少し減少しています。

令和4年度も「給料」の収入だけでは家計が苦しいため、臨時収入や銀行からの借入れなどを行うことによって家計を賄っています。支出のうち、「生活費」「医療費・教育費」「借金の返済」の3つの項目は「義務的経費」と呼ばれ、簡単には減らせない経費です。現在も貯金の取崩しや借金をなるべく少なくするため、必要なものを精査するなどの努力をしていますが、将来に備えて少しでも収入を確保し、今後も無駄遣いをなくすように家族全員で協力していく必要があります。

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