◇3班
「トンネル照明」
十津川村内のトンネルは照明が交換されて明るくなっているところもありますが、小井トンネルや高時トンネルなど、依然として照明が暗いままで視界が良くないトンネルも確認されています。昨年には助人トンネル内で、前方に垂れ下がっていたケーブルに気付かずバイクの運転手が死傷してしまう事故が起こっています。再発防止のため、トンネル内照明をすべて点灯できないでしょうか。もし、できない理由がありましたら教えてください。
また、本校通学生にはトンネルを利用する生徒もいます。村内の児童、生徒の命を守るためにも、優先的に十津川村の小井トンネル内照明の改良工事を早急に行ってもらえるよう県への交渉をお願いします。
A:奈良県で管理する道路では順次、従来のナトリウムランプからLEDランプに交換を進めています。今年度は、小井トンネルの工事を行っており、令和6年3月末までには完了予定です。また、昴の郷付近にあります新西川トンネルも、今年度工事を行い年度内完了予定、池穴トンネルも間もなく工事発注予定とお聞きしています。
トンネル内の照明についてのご質問ですが、車を運転して、明るい野外から暗いトンネルに入ると一瞬目の前が暗くなり見えにくくなることがあります。こうにならないために、トンネル入口と出口では、真ん中付近より照明器具が多くついています。運転者が安全に走行するために、道路状況や交通状況を的確に判断することが可能な明るさに調整しているため、ランプを消しているところもあります。県としても、高時トンネルや助人トンネルを始め、通学通勤、生活の全てにおいて必要な道路を、安全、安心に通行していただけるようスピードアップして工事を進めたいところだと思いますが、国内では高齢化が進み、年金や医療などの社会保障費の増加、また、国土防衛に必要な予算が増えること、更に、近年の物価高の影響もあり、工事に必要な予算の確保が難しくなってきています。県や村としても、財務省や国土交通省に対し、工事に必要な予算の確保を要望していますので、ご理解をお願いします。
また、これから夕暮れが早くなってきます。自転車の前照灯はもちろん、後方ライトや反射タスキ等も付けていただき、自身の安全確保にも努めていただきますようお願いいたします。
◇4班
「飲食店」
飲食店の数が少なくなってきています。原因は、店の場所が分かりにくいことで、お客さまを確保できないことや、後継者が少ないことなどが考えられます。
解決のための案として、「いこら」で実施中の、一定期間に試験的な開業ができる「チャレンジショップ」への出店を全国に呼びかけてみたり、村からの補助金の援助を手厚くしたり、店の場所を分かりやすくするための案内を掲示したりすることは可能でしょうか。
A:近年、村の中でも特に飲食業・宿泊業において、廃業あるいは休業する業者が見受けられます。コロナ前の令和元年度では、飲食業が20件、宿泊業が27件ありましたが、令和5年3月末時点で、飲食業で2件の廃業と1件の休業、宿泊業で2件の廃業と2件の休業があり、それぞれ減少傾向にあります。事業を営んでいる方の高齢化が進んでおり、後継者問題が喫緊の課題であると認識しております。本村の特徴として、店舗自体、お店と住居が一緒になっている建物が多いため、親族以外の第三者にゆだねることが難しく、事業継承に関してハードルが高くなる側面があります。
一方、新規事業者の参入を促すため、チャレンジショップとして平谷地区地域交流センター「いこら」があり、十津川温泉活性化協議会へ運営を委託しています。協議会では、インスタグラムなどのSNSを用いた情報発信を積極的に行っており、過去には他地域の地域おこし協力隊による出店や、村外のキッチンカーの出店などの実績もありましたが、コロナ禍以降は殆どなくなっています。今後は、更なる出店者の増加に向けて、地元協議会と連携し、広く情報発信を行っていきたいと考えています。
案内看板等の整備に関しましては、平谷地区において、平成30年度から各店舗の案内看板や村内全域の案内看板の整備を進めました。また、十津川村公式観光サイトでは村内の飲食店の情報を掲載しており、グーグルマップ上で位置情報が確認できます。また、コロナ後の現在、インバウンドの需要が高まっていることから、多言語表記をした案内看板の整備も必要であると感じております。引き続き、より効果的な情報の発信と案内を行い、集客に繋げていきたいと考えています。
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