「春山淡治にして笑うが如く」と山々の桜も満開で、すっかり春の景色になりました。清明の時節雨粉粉、せっかくの春の盛りの時期に雨模様が多かった印象です。これから二十四節気の穀雨を迎えますが、「雨生百穀」と春の雨は穀物を潤し実りをもたらす雨です。杜甫の詩に「好雨時節を知り 春に当って乃ち発生す」(よい雨は、その降るべき時節を知っており、春になると降り出して、万物が萌えはじめる)とあります。今年の雨は生命を育む「よい雨」ばかりであれば良いですが、いつ何が起こるか分からない世の中、自分でできる防災対策はしっかりしておきたいですね。また、今年はダブル20周年記念で花火大会も開催されます。この日は「どうか晴れますように」と祈るばかりです。(弓場)
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