大阪府豊中市にある「日本民家集落博物館」に、十津川村の民家が移築され、保存・公開されていることはご存じですか?
文政6(1823)年頃の建築という旧丸田家住宅(大阪府指定有形文化財)は、昭和37(1962)年に大字込之上から日本民家集落博物館に移築されました。
地形に即した横一列の間取りで、壁と屋根には杉板が使われています。
台風が頻繁に通過する地域なので、谷底から吹き上げる強い風雨から軒下を守るために「ウチオロシ」や「スバルのウチオロシ」と呼ばれる板張りがあることも特徴です。
土地の自然を活かし、調和しながら生活を営んでいた人々の知恵が随所にうかがえます。
日本民家集落博物館では、日本各地の代表的な12棟の民家を移築復元し展示しています。
■日本民家集落博物館
大阪府豊中市服部緑地1-2
詳しくはホームページへ
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