文字サイズ
自治体の皆さまへ

報告します!村の家計簿 令和6年度決算(2)

8/26

奈良県十津川村

■特別会計
特別会計は特定の目的に使うために一般会計と区分し、特定の収入と支出で経理を行う会計です。例えば保険料や使用料などの特定の収入が財源です。
使いみち別に会計を分けることで、より分かりやすく、それぞれの事業状況や実績などが明確化されます。

■基金
基金とは、特定の目的のために財産(現金、土地、物品など)を維持・運用するために条例または法律によって設置されるものです。
歳入から歳出を引いて残っている金額があった場合に積み立てし、臨時の出費や財源不足が見込まれる場合に取り崩して事業費に充てます。

◇一般会計
基金名・令和5年度末 現在高:
・財政調整基金 17億7,635万2千円
・減債基金 6億5,572万円
・地域福祉基金 1億5,867万7千円
・水と土保全基金 1,000万円
・奨学基金 1,000万円
・災害対策基金 1億4,030万3千円
・漁業基金 4,140万2千円
・ふるさと基金 3億3,398万7千円
・林業振興基金 3億8,644万5千円
・公共施設整備基金 5億3,723万9千円
・森林環境基金 4,604万1千円
・消防職員退職手当負担金基金 8,284万8千円
・土地開発基金 8,485万3千円
・合計 42億6,386万7千円

◇特別会計
基金名・令和5年度末 現在高:
・旧貯木場運営基金 20億2,776万円
・その他の特別会計 1億5,350万2千円
・合計 21億8,126万2千円

■村債
国や金融機関などから借りる資金が地方債(村債)です。村が借りる理由として、道路や大規模な施設の建設に多額の費用がかかり、その年の収入だけで賄うことはできないことや、長期にわたって利用するため、後の世代の人にも公平に負担してもらうことが挙げられます。
村債はあくまでも借金であるため、将来必ず返さなければいけません。村債残高が増えることは、財政運営の硬直化につながりかねません。

◇一般会計
事業名・令和5年度末 借入残高:
・一般公共事業債 333万2千円
・公営住宅建設事業債 687万1千円
・災害復旧事業債 6,692万7千円
・一般廃棄物処理事業債 285万2千円
・臨時地方道整備事業債 593万7千円
・緊急防災・減災事業債 10億8,228万7千円
・過疎対策事業債 34億1,200万円
・財源対策債 148万8千円
・臨時財政対策債 15億7,283万6千円
・介護サービス施設整備事業債 77万6千円
・病院事業債 3,376万3千円
・減収補てん 470万円
・簡易水道事業債 4,173万5千円
・合計 62億3,550万4千円

◇簡易水道事業特別会計
事業名・令和5年度末 借入残高:
・辺地対策 4,653万4千円
・過疎対策 1億6,154万1千円
・簡易水道 8億9,022万5千円
・合計 10億9,830万円

■令和5年度の家計のポイント
令和5年度は、令和4年度と比べ合計の収入額は増加しています。これは「銀行からの借入」や「預貯金の引き出し」の増加によるもので、「給料」の額は変わりありません。「臨時収入」や「前月の残金」は減少しており、給料だけでは家計が賄いきれないため、借入等で補填している状態です。
支出においては、「家の増改築」に要した額が増加しています。また、「生活費」「医療費・教育費」「借金の返済」の3つの項目は「義務的経費」と呼ばれ、簡単には減らせない経費です。現在も貯金の取崩しや借金の借入をなるべく少なくするため、必要なものを精査するなどの努力をしていますが、将来に備えて少しでも収入を確保し、今後も無駄遣いをなくすように家族全員で協力していく必要があります。

◇十津川村の1か月分の支出(30万円)
( )は前年度からの増減額

■令和5年度一般会計決算を家計に例えてみたら…
十津川村を月収30万円(年収360万円)の家計としてみると、昨年度より…
◇収入
銀行からの借入 1万2千円増加
預貯金の引き出し 6千円増加

◇支出
家の増改築費 1万2千円増加
貯金するお金 8千円減少

◇十津川村の1か月分の収入(30万円)
( )は前年度からの増減額

問合せ:財政課
【電話】0746-62-0903

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU