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自治体の皆さまへ

議会だより(2)

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奈良県十津川村

◆一般質問
◇山崎にあるKIRIDASは、どういった目的で建てられた施設で、どのような運営をされていますか。(古泉一真議員)

答弁:KIRIDASは、元々十津川村森林組合の製材加工施設であったところを、平成28年度に村・森林組合・木材協同組合の三者で改修し、平成29年4月からオープンをしています。この施設は、村内で生産・加工される木材製品の展示、普及及び宣伝による販路拡大を推進し、村の林業、木材関連産業の発展を図るため、開設された施設です。
施設の運営に関しては、村から施設の使用許可を受けた十津川木工家具協議会がこの施設を利用しており、年度ごとに使用料を納付いたいだいています。家具協議会では、村の木を使い、村で作られた家具・木工品の展示・販売を行っています。また、ゆっくり落ち着いて家具や木工品に触れてもらうため、土日のみですが、カフェの営業も行っている状況です。

◇十津川村内で透析のできる施設を運営しようとすると人件費、ランニングコスト、機械設置費用などの面から難しいと考えますが、どうお考えですか。(千葉浩一議員)

答弁:以前は20人を超える透析患者がおり、それならば村内に透析の機関をと考えておりましたが、現状が9人、その方々が4つの施設に分かれて透析を受けています。もし施設が出来た時に、果たして何人の方が施設をご利用いただけるのかが想定しづらい中で、人員や機材の確保は難しい状況だと考えています。これに対して、まずは病院まで円滑に、そして快適に移動できるような施策を考えて、対応して行きたいと考えています。

◇4月に「消滅可能性自治体」というものがテレビや新聞で報道されました。十津川村もこの「消滅可能性自治体」に挙がっています。村として人口減少を食い止める対策等は何かあると考えていますか。(中拓也議員)

答弁:国では若年人口の減少に対し、異次元の少子化対策ということで、子育て施策の拡充を進めています。その中で中学生までが対象となっている現在の児童手当を今年12月から高校生まで拡大するとしています。村においても、安心して子育てしていただける環境の整備を進めてきている所ですが、更なる支援として、今年度より「村っこ高校生世代応援補助」をスタートさせました。
また、移住者を迎え入れる施策では、地域おこし協力隊制度の活用を積極的に展開して行きたいと考えています。最近では、この制度を活用して、Uターンで村に戻る方が増えており、結果的にUターンがIターンを促す形になれば理想ではないかと感じています。
また、一方で移住者然り、村民の皆様からも住宅不足という声を大変多くいただいています。住宅の整備・供給といった住宅施策が、喫緊の課題であると強く認識しています。その住宅施策では、「民間賃貸住宅整備促進支援補助金」があり、この6月議会でより活用しやすくなるよう制度拡充を行いました。民間の活力を活用しながら、加速度的に進めていくことで、住民のニーズに答えて参りたいと考えています。

■第3回 臨時会
令和6年7月29日(月)、十津川村議会「第3回臨時会」が開催され、令和6年度補正予算や契約の締結などを審議しました。

◆専決処分の承認
地方自治法の規定により、次の議案について専決処分が報告され、承認しました。
◇令和6年度十津川村一般会計補正予算(第2号)
歳入歳出それぞれ3195万5千円を追加し、総額を62億8999万1千円としました。

◆補正予算
◇令和6年度十津川村一般会計補正予算(第3号)
歳入歳出それぞれ796万4千円を減額し、総額を62億8202万7千円としました。

◇令和6年度十津川村貯木場等維持管理事業特別会計補正予算(第1号)
歳入歳出それぞれ6651万1千円を追加し、総額を4億1190万4千円としました。

◆契約
◇工事請負契約の締結について
・契約の目的…橋梁維持修繕工事 猿飼橋
・契約の方法…条件付一般競争入札
・契約の金額…8230万900円
・契約の相手方…長谷川・西特定建設工事共同企業体

◇工事請負契約の締結について
・契約の目的…上野地村有施設建物解体工事
・契約の方法…条件付一般競争入札
・契約の金額…8965万円
・契約の相手方…光和・山一・岡田特定建設工事共同企業体

■永年議員表彰
この度、玉置公三議員が議員在職15年の表彰を受けました。

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