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自治体の皆さまへ

村政懇談会(1)

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奈良県十津川村

■村の防災施策 住民との意見交換
7月~10月にかけて、村内の9か所で村政懇談会を開催しました。
村から防災施策を説明したあと、住民の皆さんとの意見交換会を行いました。
村政懇談会で説明した防災施策の概要と、いただいた意見や質問、それに対する村からの回答を抜粋してご紹介します。

◆check!
村政懇談会では、災害発生時に行政などの公助が行き届かない事案を想定して地域主体となって防災対策に取り組む「地区防災計画」の作成や、災害の発生時に迅速かつ効率的に防災活動を行えるように「防災組織図」の作成や事前の準備をお願いしました。
皆さんも、身近でできることを考えてみましょう!

◆食料・飲料などの備蓄、十分ですか?
電気や水道などのライフラインが止まった場合に備えて、普段から飲料水や保存の効く食料などを備蓄しておきましょう。
防災のために特別なものを用意するのではなく、できるだけ、普段の生活の中で利用されている食品等を備えるようにしましょう。
◇食料・飲料・生活必需品などの備蓄の例(人数分用意しましょう)
・飲料水…3日分(1人1日3リットルが目安)
・非常食…3日分の食料として、ご飯(アルファ米など)、ビスケット、板チョコ、乾パン など
・トイレットペーパー、ティッシュペーパー、携帯トイレ・簡易トイレ、マッチ、ろうそく・カセットコンロ など

※大規模災害発生時には、「1週間分」の備蓄が望ましいとされています。
※飲料水とは別に、トイレを流したりするための生活用水も必要です。
日頃から、水道水を入れたポリタンクを用意する、お風呂の水をいつも張っておく、などの備えをしておきましょう。
(首相官邸ホームページ「災害が起きるまえにできること」より抜粋)

◆防災
◇防災倉庫の点検をしてほしい
備蓄品の賞味期限切れなどは点検していますか。
(二村区)

・村内すべての防災倉庫を点検しています。
備蓄品は、賞味期限が切れる前に入れ替えを行っています。

◇避難所の建設をお願いしたい
以前は旧五百瀬小学校が避難場所であったが、今は生活改善センターのみになってしまった。
(神納川区)

・平時は宿泊施設、非常時には避難所となる施設を検討していきます。
神納川区の課題の一つは世界遺産を歩く人の宿泊施設が不足していること、もう一つが災害発生時などで自宅にいることが不安な場合に集える防災拠点がないということです。平時は宿泊、非常時は区の皆さんに集っていただける施設の建設を図ろうとしています。場所などは事前に皆さんのご意見を伺おうと思っています。

◇南海トラフ発生時の避難所がほしい
災害時には助けが来るまで時間がかかる。人を避難させる場所を考えてほしい。
(中野村区)

・学校跡などの活用を検討する中で、災害時に避難でき、平時にも活用できるものを考えていきます。
避難所をすべての地区に、一斉に造るのは難しいと考えています。村内には平地が少ないので、まず、今ある建物を解体し敷地の造成を行います。その後、皆さんが避難でき、平時にも災害時にも活用できる建物を展開したいと考えています。

◇旧西川第二小学校の解体後、避難所を新設していただけるか
避難所を新設してもらわないと、建物は雨漏りもしています。
(西川区)

・避難所を平時はどのような使い方をするのかも検討する必要があります。
災害時は避難所になる施設を建てる際、平時にどのように使用するかも検討課題だと思っています。建物を解体し新たに造ることで、耐震の機能も備えたい。

◇南海トラフを想定して安全に暮らすために地域防災計画は大切だと思うが…
30年後、40年後への備えというのはピンとこないところがある。
(三村区)

・地震が今日、明日起こったらと想定して対策を考えています。
南海トラフ地震の発生確率は、30年以内で80%と言われています。それは30年後の話ではなく、いつ発生するか分かりません。対応策などを準備しておくことが重要だと考えています。
南海トラフについて奈良県が被害を想定しており、十津川村は死亡者数ゼロと想定されていますが、危機感を持って対応しないといけないと思っています。十津川村は、水害、災害と戦ってきた歴史があります。危機感を共有しながら前に進めることができたらと思っています。

◇防災組織図はあるが、訓練まで至っていない。どうしたらいいか
どこかの地区で訓練を行っているのであれば教えていただきたい。
(西川区)

・自主訓練のお手伝いをしますので、防災対策課にお声がけください。
重里地区は、自主防災組織を作成し更新したとのお知らせをいただいています。現在、役場が関わって訓練している所はないですが、谷瀬、上野地で自主訓練をしているとお聞きしています。
防災対策課に事前に声をかけていただければお手伝いいたします。防災タブレットも活用できますので、気兼ねなくご相談ください。
大字単体の訓練が難しいのでしたら、関連する大字やいくつかの大字で計画を作成していただけましたら、訓練のお手伝いをさせていただきます。

◆check!公共施設の解体
どんな予定なの?
廃校や老朽化した施設など、その役目を終えた公共施設の解体を進めています。
◇令和5年度
・(済)山村振興センター/武蔵→(検討中)
・(済)衛生センター(旧し尿処理施設)/高滝→事務所棟
・(済)小原診療所/小原→駐車場
・(済)旧西川第一小学校/永井→(検討中)

◇令和6年度
・(済)旧上野地中学校/上野地→(検討中)
・(済)旧五百瀬小学校/五百瀬→(検討中)
・(済)旧葛川小学校/神下→(検討中)
・(解体中)村有施設/上野地→展望テラスなど

◇令和7年度以降 解体予定
・旧西川第二小学校/出谷
・旧西川中学校/重里
・旧二村小学校/滝川
・旧迫西川小学校/迫西川
解体後の跡地の活用方法は地域の意見を伺って検討していきます

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