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自治体の皆さまへ

村政懇談会(3)

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奈良県十津川村

◆住まい
◇村営住宅の入居にあたって、所得制限をなくして安い家賃で貸してはどうか
家賃を一律にして、月額3〜4万円だったら入居者もいると思います。住んでもらわないと、人口も増えません。
(神納川区)

・村営住宅は、法律に基づいた仕組みで家賃などが算定されているので、変更することはできません。
村営住宅は、法律上の仕組みで家賃等を変更することができません。
家賃が安ければ人が入るのではというご提案ですが、村では住むところがないから人が入ってこないことが課題です。住宅の供給が増えれば、家賃は下がっていくと考えています。民間で賃貸住宅を建設していただける場合、整備に手厚く補助を行います。
また、民間賃貸住宅の建築にかかる人員や、賃貸住宅の管理人が必要になるなど、村内での雇用も増えると考えます。村にも税収が入ります。一方で、村営住宅が増えると役場職員の業務負担や村の維持管理費用が増えます。村営住宅に空きがあっても、子育て世代が入居しやすい場所がないので、急いで住宅を作る必要があります。民間の事業スピードで建築いただければ、早く供給できるのではないかと考えています。
また、民間賃貸住宅の建築にかかる借り入れに際し、優遇いただける融資商品を日本政策金融公庫に創設していただくよう調整を行っています。

◇民間賃貸住宅整備促進事業の目的とは
150万円、300万円の補助金額の算定根拠を説明いただきたい。
(西川区)

・村内の住宅供給を増やし、村への移住・定住を促進します。
村営住宅は約40戸あり、入居には所得制限があります。例として、小原村営住宅の場合、年間所得が400万円を超えると家賃が10万円程度となり、居住対象に至らない状況です。民間賃貸住宅も不足しており、村外から移住したくても、住むところがありません。
民間賃貸住宅整備促進事業は、村内の住宅不足を解消するために進めていく所存です。移住・定住の推進にあたっても、住宅は不可欠だと考えています。
補助金額は、1部屋(25平方メートル以上)あたりの改修費から算定しています。1棟あたりの部屋数によって補助金額が変動し、1戸あたり150万円から300万円までとなります。全体の工事費に対して50%が補助上限額です。
※補助金額などは令和6年度の補助制度の内容

◇旧一乃湯ホテルは民間賃貸住宅整備促進事業で改修しているが、賃貸住宅の入居対象は村民か
教員住宅が少ないとも聞きました。
(西川区)

・改修後も基本的に民間の賃貸住宅ですので、公募し入居したい人が入ります。
住居がなければ、I(アイ)ターン、U(ユー)ターンでも人に来ていただけません。空き家は貸していただけなかったり、老朽化していてすぐに住むことができない場合が多いです。賃貸住宅が不足しているなか、一乃湯ホテルの住宅化を考案いただきました。
想定される入居対象者は、移住者、定住者などです。それから、教員や役場職員の入居も考えられます。現在の教員住宅、役場の職員住宅は、かなり老朽化しています。近い将来、いくつかは解体が必要であると見込んでいます。

◇現在、何戸の教員住宅があってうち何戸が住めない状態なのか
改修後の一乃湯を民間の教員住宅としても供給すると聞いていますが。
(東区)

・約30戸のうち、解体予定は約10戸です。
現在10人が解体予定の教員住宅に入居していただいている状況です。

◆check!十津川村の[空き家]の状況
どれくらいあるん?
令和5年度、村内にどれくらいの「空き家」があるのか調査しました。
◇前回調査(平成27年)…312件
・中野村区 61件
・神納川区 1件
・二村区 51件
・三村区 40件
・東区 87件
・四村区 22件
・西川区 50件

◇今回調査(令和5年)…585件
・中野村区 88件
・神納川区 12件
・二村区 59件
・三村区 120件
・東区 138件
・四村区 77件
・西川区 91件
増えてる!

空き家は増えていますが…
「貸していただける空き家」は不足しています

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◆子育て
◇子どもの遊び場を造らないと若者は集まらないのでは
公園は造らないのですか。学校の跡地の活用はどうなったのでしょうか。
(三村区)

・子どもたちの遊び場がないことは課題であると認識しています。
今のままでは、遊び場を展開できる土地がありません。今ある建物を解体して跡地を利用活用すれば提供できると思っています。

◇昴の郷にある遊具が滑り台だけでは寂しいと思う
子どもと来ている人も多いので、遊具を増やせないでしょうか。
(西川区)

・安全な遊具について調べ対応していきたいと思います。
雨天の日が多いので、体育館などに木製の遊具を設置するなど、屋内での遊び場の確保を検討しています。新設の建物が完成した際には、遊具を設置し、子育て世代が住みやすい村にしていきたいと考えています。

◇村の木材を使った遊具をたくさん作っていただきたい
子どもたちが小さい時から木に触れて、木のぬくもり、木の素晴らしさを分かるようになってほしいです。
(東区)

・村の木材を使った「木の玉プール」を保育所に設置しています。
また、木の玉プールの木の玉を大量生産できるように計画しています。
あわせて木育への取り組みを強化したいとも考えています。

◆温泉
◇公衆浴場は今後どうなるのか
温泉の統合を計画しているようだが、温泉施設をなくすと、温泉地らしくなくなると思います。
(四村区・西川区)

・村民が入浴後にくつろげるスペースがある施設を計画しています。
村内には5つの公衆浴場がありますが、毎年、運営に対する6千万の赤字が出ている状況です。入浴後に、村民の皆さんがゆっくりとくつろいでいただけるスペースを持った施設を展開したいと考えています。
湯泉地温泉の「泉湯」は、経営方法を変更し、「滝の湯」を大きくするプランを検討しています。
ホテル昴の「星の湯」は、ホテルの施設として宿泊客にゆっくり利用していただくのが一番良いのではないでしょうか。平谷については、奈良交通十津川営業所の付近に建設すれば、入浴後に食事もできます。商業施設を活用していただける場所にしたいと思っています。
結果として、赤字をプラスにできる、村民が過ごしやすい施設にしていくために計画しているところです。

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