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空き家コラム お家について考えよう!

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奈良県吉野町

■吉野町空き家バンクの需要について VOL.2
吉野町上市移住定住促進支援センターでは、空き家をお持ちの方や空き家になる可能性のある所有者様から様々な相談や質問を受け付けます。今回は空き家バンクの需要の質問です。

空き家バンクではどんな成約事例がありますか?
オウチちゃん「空き家相談員の近藤さんに聞いてみましょう!」

オウチちゃん:令和4年度の相談件数はどうでしたか?
相談員 近藤:令和4年度の吉野町空き家バンクの相談実績は次の表のとおりです。令和3年度と比較してみましょう。
令和4年度は令和3年度に比べて、成約件数は減っています。原因としては、令和3年度で物件が多く成約したため、利用者とマッチングする物件が不足していたことでした。その一方で所有者相談件数が倍近く伸びました。その相談はバンク登録を希望するだけではなく、家の今後についての事前相談も多くありました。
今年度も昨年に続き、固定資産税の通知書に同封したチラシや空き家相談会などで所有者相談は増えています。

オウチちゃん:成約した物件は、どのように活用されていますか?
相談員 近藤:昨年度成約した物件は、定住者の居宅としての利用・店舗利用・空地の駐車場利用・通学するための利用などがありました。近年の利用は、住居の利用だけではなく、住居兼ゲストハウスや飲食店などの店舗として利用し、起業する利用者も増えています。

オウチちゃん:成約する物件は、どういう物件ですか?
相談員 近藤:成約した物件は、様々です。
築百年以上の古民家や農地・山林付きの物件も売却されています。また接道に難がある物件や雨漏りがしている物件・荷物が大量に残っている物件も交渉次第で売却が成立している事例もあります。利用者にとっては、まずは賃貸で暮らしたいという方も多く、賃貸物件も人気です。
ただ物件の状態が悪く、内覧者が見学しても改修の費用面で辞退することもあります。また状態が悪い物件は、所有者の希望額では売却することができないこともあります。そのため、「もう少し早く相談していればよかった。」という声もあります。
そこで、成約した物件の利用者の声や物件の活用例をインタビュー形式で今後コラムで紹介したいと思います。

吉野町上市移住定住促進支援センター(NPO空き家コンシェルジュ)
吉野町上市182
【電話】39-9030(定休日/水・日)

移住促進に関することついてのお問い合わせ:協働のまち推進課
【電話】32-3081

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