■一般質問
議員の日常の活動と町民の声や自身の考え方をもとに、町長や教育長などへ方針を問うものです。次のとおり5名の議員が町政について質問しました。
◆9月の職員の不祥事に関する対応について
辻内正誠
Q:組織に属する者が、何らかの罪を犯してしまった際、その組織に潜在的にある問題を検証し、そこに至った真の原因を探り、その原因に対する対応が必要であると考える。今回の件に関してその対応が皆無と思われるので、町の考えを伺う。
A:町としてもコンプライアンス研修やハラスメント研修など職場風土に関わる研修に取り組み、内部統制を推進していく。その他の具体的な対策としては、人材育成方針を見直し、メンター制度の導入や初任者研修の充実など、新規採用職員のサポートに努め、全職員に対しては人事調書やアンケートを実施するなど、意見や思いを述べる機会を提供していく。
◇他の質問
・吉野町における児童虐待対応について
◆新庁舎設置のスケジュールについて
下中一平
Q:9月議会で新庁舎整備検討審議会を設置するとの説明を受けたが、審議会の頻度、スケジュール、また出された答申を理事者側が受けてからのスケジュール等を伺う。
A:月1回程度、計6回を予定している。令和6年5月中には答申をいただく予定だが、審議会での調査・検討において期間が延長される場合もある。審議会の審議内容は会議録を作成し、ホームページ等で公開される。答申を受けた後については答申内容を精査し、6月の定例会において報告、審議をお願いする予定。
◇他の質問
・町有財産(不動産)の現況と活用について
◆デマンドバスの運行にAついて(第2回目)
上滝義平
Q:令和4年4月から運行を開始した予約型乗合(デマンド)バスについて、五條市や東吉野村からは有償であるが、直接南奈良総合医療センターまで運行していると聞いている。9月議会で一般質問した以降の取り組みの状況について伺う。
A:大淀町公共交通協議会の担当課とは、再三、協議を行っているが、令和2年度に大淀町にスマイルバスの乗り入れの協議が調わなかった理由と状況が変わっていないことから南奈良総合医療センターまでの運行を認めることは難しいという回答であった。今後も、南奈良総合医療センターまでの運行が可能となるよう関係団体と協議し、デマンド型交通の更なる利便性向上に取り組む。
◆地域防災の取り組みについて(自身の命を守るために)
藤本昌義
Q:最近の災害は甚大な被害をもたらすため、地域住民の防災意識を高め、災害に強い町づくりが必要と考える。そこで、防災に対して町の取り組みで避難所指定、防災マニュアル、防災訓練や研修、地域の防災士育成支援等について伺う。
A:甚大な被害をもたらす自然災害から身を守るため、地域防災力の向上が求められている。防災対策には、地域のことを一番ご存じの地域住民の方々がみんなで地域防災について考えることが一番の近道であると考える。町としても最新の防災情報などを提供し、地域の皆様と一緒に考えるために防災学習会や勉強会等に積極的に参加する。
◆吉野町における空き家対策事業について
西澤巧平
Q:吉野町が平成27年度から現在まで空き家関連事業に支払った委託料は他市町村と比較しても非常に高額であり、また運営体制等も不適切と思われるが、今後の空き家対策事業に対しての町の考えを伺う。
A:空き家対策については、現行の体制では、今後増加する空き家に対して対応しきれない状況になると考えられるため、体制の見直しを考えている。令和6年度からは空き家バンクを町主体の体制に見直し、町と地域の連携強化を図ることで、空き家の掘り起こしを促進する。また、移住希望者の情報を共有することで、戦略的かつスムーズな受入体制を構築していく。
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